第22回 言語聴覚士国家試験 第132問
生涯発達心理学第22回
第22回 言語聴覚士国家試験 第132問(生涯発達心理学)の正答は 3 です。Piagetの脱中心化の説明として正しいものを2つ選ぶ。
問題
Piaget,J.による脱中心化の説明として正しいのはどれか。
a.対象の永続性を理解できるようになる。
b.他者の立場で物事を考えられるようになる。
c.主観的印象ではなく客観的事実に基づいて判断できるようになる。
d.演繹的推論ができるようになる。
e.他者の情動が伝染するようになる。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.5%やさしい
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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 脱中心化は他者視点と客観的判断ができるようになること。
Piagetの脱中心化の説明として正しいものを2つ選ぶ。
【各選択肢の解説】
a. 対象の永続性を理解できるようになる。
❌ 誤り。これは感覚運動期の獲得で、脱中心化とは別。正しくは対象の永続性は感覚運動期(0〜2歳ごろ)に獲得される。
❌ 誤り。これは感覚運動期の獲得で、脱中心化とは別。正しくは対象の永続性は感覚運動期(0〜2歳ごろ)に獲得される。
b. 他者の立場で物事を考えられるようになる。
✅ 正しい。自己中心性から脱し、他者視点を取れる。
✅ 正しい。自己中心性から脱し、他者視点を取れる。
c. 主観的印象ではなく客観的事実に基づいて判断できるようになる。
✅ 正しい。見かけにとらわれず保存などを理解する。
✅ 正しい。見かけにとらわれず保存などを理解する。
d. 演繹的推論ができるようになる。
❌ 誤り。脱中心化の説明ではない。正しくは仮説から演繹的に推論できるのは形式的操作期の特徴である。
❌ 誤り。脱中心化の説明ではない。正しくは仮説から演繹的に推論できるのは形式的操作期の特徴である。
e. 他者の情動が伝染するようになる。
❌ 誤り。情動伝染は乳児期にもみられ、脱中心化ではない。正しくは情動伝染は新生児の伝染泣きのように脱中心化より前からみられる。
❌ 誤り。情動伝染は乳児期にもみられ、脱中心化ではない。正しくは情動伝染は新生児の伝染泣きのように脱中心化より前からみられる。
→ 正しい b,c の組合せである3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
脱中心化は「自分の視点・見かけだけにとらわれる自己中心性から脱する」こと。他者の立場に立てる・客観的事実で判断できる、が中核。前操作期から具体的操作期への移行の鍵概念。
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