STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第22回 言語聴覚士国家試験 第130問

臨床心理学第22回
WAIS-IIIの群指数項目でないのはどれか。
  1. 1.言語理解
  2. 2.実行機能 ✓
  3. 3.処理速度
  4. 4.知覚統合
  5. 5.作動記憶

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 実行機能 WAIS-IIIの群指数は4つで構成されており、「言語理解」「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」です。「実行機能」はWAIS-IIIの群指数には含まれません。実行機能はWAIS-IVで新たに導入された概念です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 言語理解 ✅ 正しい。WAIS-IIIの4つの群指数の1つで、語彙・類似・理解の下位検査で構成される、言語的思考能力を測定する指標です。 2. 実行機能 ❌ 誤り。実行機能はWAIS-IVで新たに導入された群指数であり、WAIS-IIIには存在しません。WAIS-IIIには4つの群指数のみで、実行機能は含まれていません。 3. 処理速度 ✅ 正しい。WAIS-IIIの4つの群指数の1つで、符号・記号探しの下位検査で構成される、情報処理の速さを測定する指標です。 4. 知覚統合 ✅ 正しい。WAIS-IIIの4つの群指数の1つで、絵画完成・ブロックデザイン・行列推理などの下位検査で構成される、視空間的・非言語的思考能力を測定する指標です。 5. 作動記憶 ✅ 正しい。WAIS-IIIの4つの群指数の1つで、数唱・文字数字列唱の下位検査で構成される、情報を一時的に保持・操作する能力を測定する指標です。 --- 【試験対策ポイント】 | 検査 | 群指数の数 | 群指数項目 | |---|---|---| | WAIS-III(2001) | 4つ | 言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度 | | WAIS-IV(2008) | 4つ | 言語理解、知覚推理、作動記憶、処理速度 | | WAIS-R | 3つ | 言語性IQ、動作性IQ、全IQ | 重要な誤解を避けるポイント: - 実行機能はWAIS-IVで新概念として導入されたもの - WAIS-IIIとIVの違い:「知覚統合」→「知覚推理」への用語変更が最大の変更 - WAIS-IIIは2001年発表で、2008年にWAIS-IVへ改訂された - ST国試では「現在使用されている検査」を問う傾向があるため、WAIS-IVを基準に知識を更新すること推奨 下位検査の構成を覚えておくことも得点につながります。
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