STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第22回 言語聴覚士国家試験 第154問

神経系第22回
ブローカ野と隣り合うのはどれか。
  1. 1.中心前回 ✓
  2. 2.上前頭回
  3. 3.縁上回
  4. 4.角 回
  5. 5.上頭頂小葉

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 中心前回 ブローカ野(左下前頭回の一部)は中心前回と解剖学的に隣接しており、両者は中心溝を挟んで位置しています。ブローカ野は運動性言語機能を担当し、中心前回は一次運動皮質であるため、発話と運動制御の機能的な連携も存在します。 --- 【各選択肢の解説】 1. 中心前回 ✅ 正しい。ブローカ野は左下前頭回(第3前頭回)の後部に位置し、中心前回(一次運動皮質)と中心溝を挟んで直接隣接しています。 2. 上前頭回 ❌ 誤り。上前頭回はブローカ野より前方に位置し、直接隣接していません。ブローカ野から見ると、上前頭回は「上前頭溝」で分離された上方の構造です。 3. 縁上回 ❌ 誤り。縁上回はシルヴィウス裂の後方、頭頂葉に位置する領域で、ブローカ野からは大きく離れています。ウェルニッケ野と弓状束で連結する領域です。 4. 角回 ❌ 誤り。角回は側頭葉と頭頂葉の境界領域にあり、ブローカ野からはさらに遠方です。失語症の古典分類では重要ですが、解剖学的隣接性がありません。 5. 上頭頂小葉 ❌ 誤り。上頭頂小葉は頭頂葉の上方に位置し、ブローカ野のある前頭葉とは中心溝を大きく隔てた領域です。直接隣接していません。 --- 【試験対策ポイント】 ブローカ野の解剖学的位置関係(重要) 位置:左下前頭回(第3前頭回)の後部 隣接する構造: - 前方:上前頭回・中前頭回 - 後方:中心前回(中心溝隔てて) - 下方:上側頭回 - 外側:シルヴィウス裂(裂の内側) 前頭葉の回の配置(前→後) 上前頭回 → ブローカ野を含む下前頭回 → 中心前回(中心溝) 頻出誤認識: 「縁上回・角回はウェルニッケ野と連結する領域」であり、ブローカ野とは離れている。ウェルニッケ野は上側頭回にあり、ブローカ野の後方ではない。
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