第22回 言語聴覚士国家試験 第180問
第22回 言語聴覚士国家試験 第180問(機能性構音障害)の正答は 5 です。サ行音がタ行音に置換する児に子音[s]を産生させる方法として正しいものを選ぶ。
- 1.頬をふくらませる
- 2.開口し舌尖を挙上させる
- 3.口唇を閉鎖し声をださせる。
- 4.舌尖を左右口角につけさせる。
- 5.舌と前歯の狭めから呼気を出させる。 ✓
正答:5番
初回正答率 73.6%やさしい
110人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
サ行音がタ行音に置換する児に子音[s]を産生させる方法として正しいものを選ぶ。
【各選択肢の解説】
1.頬をふくらませる
❌ 誤り。頬の操作は[s]の産生と関係がない。正しくは[s]は舌と前歯(歯茎)の狭めに持続した呼気を通して作る。
2.開口し舌尖を挙上させる
❌ 誤り。舌尖を挙上して歯茎に付けると閉鎖ができ、破裂音(タ行)寄りになって摩擦音にならない。正しくは舌尖を歯茎に付けず、狭め(隙間)を残して呼気を通す。
3.口唇を閉鎖し声をださせる。
❌ 誤り。唇を閉じると両唇音([m]など)の構えになり、[s]にならない。正しくは口唇は軽く開き、舌と前歯の狭めから無声の呼気を出させる。
4.舌尖を左右口角につけさせる。
❌ 誤り。[s]の構音点と無関係な動きである。正しくは[s]の構音点は舌尖(舌端)と上の前歯・歯茎の間である。
5.舌と前歯の狭めから呼気を出させる。
✅ 正しい(=正答)。舌尖を前歯(歯茎)に近づけて狭めを作り、そこへ呼気を通して摩擦を起こすと[s]が産生される。
【試験対策ポイント】
サ行(摩擦音)は「狭め+持続する気流」で作る。タ行(破裂音)への置換は閉鎖してしまうため、舌と歯茎の間に隙間を残して息を流す感覚を作るのが指導のポイント。
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