第22回 言語聴覚士国家試験 第21問
神経系第22回
レンズ核を構成するのはどれか。
a.被殻
b.淡蒼球
c.尾状核
d.視床
e.黒質
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — a,b(被殻と淡蒼球)
レンズ核は大脳基底核の一部で、被殻と淡蒼球の2つの構造から構成されます。この2つが、くさび形のレンズに似た形態をしていることから「レンズ核」と呼ばれています。
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【各選択肢の解説】
a. 被殻
✅ 正しい。被殻はレンズ核を構成する主要成分の一つです。被殻は線条体の一部でもあり、大脳基底核機能に重要な役割を果たします。
b. 淡蒼球
✅ 正しい。淡蒼球もレンズ核を構成する構造です。被殻の内側に位置し、被殻と淡蒼球の組み合わせがレンズ核の形態を作ります。
c. 尾状核
❌ 誤り。尾状核は線条体の一部ですが、レンズ核には含まれません。被殻と尾状核をあわせたものが線条体です。
d. 視床
❌ 誤り。視床は間脳に属する独立した構造で、大脳基底核には含まれず、レンズ核の構成要素ではありません。
e. 黒質
❌ 誤り。黒質は中脳に位置する構造で、大脳基底核と機能的に関連していますが、解剖学的にはレンズ核の構成要素ではありません。
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【試験対策ポイント】
大脳基底核の構造整理:
| 構造 | 構成要素 | 臨床的特徴 |
|---|---|---|
| レンズ核 | 被殻+淡蒼球 | くさび形・内側が淡蒼球 |
| 線条体 | 被殻+尾状核 | 線条体内の線維パターンが線条状 |
| 大脳基底核全体 | レンズ核+尾状核+黒質+視床下核など | 運動制御・習慣形成 |
頻出の混同ポイント:
- 「線条体」と「レンズ核」の違い:線条体=被殻+尾状核、レンズ核=被殻+淡蒼球
- 黒質・視床下核は大脳基底核と機能的に関連するが、解剖学的には異なる位置(黒質は中脳、視床下核は視床下部)
- レンズ核という名称の由来:被殻と淡蒼球の形がレンズに似ていることから