STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第11問

リハ医学第23回

第23回 言語聴覚士国家試験 第11問(リハ医学)の正答は 2 です。ICIDHでいう能力障害(disability=ADLなど日常の活動の制限)を評価するのは、FIM(機能的自立度評価法)とBarthel Indexである。

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問題
リハビリテーションにおける能力障害の評価法はどれか。 a.FIM b.SF-36 c.%VC d.WAIS-III e.Barthel Index 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:2番

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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-10-19)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:2番(a・e) — FIM・Barthel Index

ICIDHでいう能力障害(disability=ADLなど日常の活動の制限)を評価するのは、FIM(機能的自立度評価法)とBarthel Indexである。SF-36は健康関連QOL、%VCは呼吸機能、WAIS-IIIは知能の評価で、能力障害の評価尺度ではない。


【各選択肢の解説】

a. FIM
✅ 正しい(能力障害の評価)。運動13項目・認知5項目のADLを介助量に応じて7段階で採点する。
b. SF-36
❌ 誤り。健康関連QOLを測る包括的尺度である。正しくは、SF-36は健康関連QOL(主観的健康感)の評価法である。
c. %VC
❌ 誤り。%VC(パーセント肺活量)は、性・年齢・身長から求めた予測肺活量に対する実測肺活量の割合で、80%未満で拘束性換気障害とする呼吸機能の指標である。正しくは、%VCは機能障害(呼吸機能)の評価に用いる。
d. WAIS-III
❌ 誤り。成人用のウェクスラー知能検査である。正しくは、WAIS-IIIは知能=機能障害の水準の評価法である。
e. Barthel Index
✅ 正しい(能力障害の評価)。食事・移乗・整容・トイレ動作など10項目のADLを100点満点で評価する。

【出題当時と現在】

設問の「能力障害」はICIDH(国際障害分類・1980年WHO)の用語である。2001年にWHOがICF(国際生活機能分類)を採択し、現在は「機能障害・活動制限・参加制約」で整理するのが主流で、能力障害はICFの活動制限にほぼ相当する。今の国試で「ICFの活動を評価するのはどれか」と問われても、答えは同じくFIMとBarthel Indexである。%VC・WAIS-IIIはICFでは心身機能の評価にあたる。


【試験対策ポイント】

評価法測るものICIDHICF
FIM・Barthel IndexADL能力障害活動
%VC・MMT・ROM呼吸機能・筋力・関節機能障害心身機能
WAIS-III知能機能障害心身機能
SF-36健康関連QOL該当なし該当なし

ICIDHの語(能力障害・社会的不利)とICFの語(活動制限・参加制約)を対応させて覚える。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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