第23回 言語聴覚士国家試験 第11問
第23回 言語聴覚士国家試験 第11問(リハ医学)の正答は 2 です。ICIDHでいう能力障害(disability=ADLなど日常の活動の制限)を評価するのは、FIM(機能的自立度評価法)とBarthel Indexである。
正答:2番
初回正答率 80%やさしい
125人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ICIDHでいう能力障害(disability=ADLなど日常の活動の制限)を評価するのは、FIM(機能的自立度評価法)とBarthel Indexである。SF-36は健康関連QOL、%VCは呼吸機能、WAIS-IIIは知能の評価で、能力障害の評価尺度ではない。
【各選択肢の解説】
✅ 正しい(能力障害の評価)。運動13項目・認知5項目のADLを介助量に応じて7段階で採点する。
❌ 誤り。健康関連QOLを測る包括的尺度である。正しくは、SF-36は健康関連QOL(主観的健康感)の評価法である。
❌ 誤り。%VC(パーセント肺活量)は、性・年齢・身長から求めた予測肺活量に対する実測肺活量の割合で、80%未満で拘束性換気障害とする呼吸機能の指標である。正しくは、%VCは機能障害(呼吸機能)の評価に用いる。
❌ 誤り。成人用のウェクスラー知能検査である。正しくは、WAIS-IIIは知能=機能障害の水準の評価法である。
✅ 正しい(能力障害の評価)。食事・移乗・整容・トイレ動作など10項目のADLを100点満点で評価する。
【出題当時と現在】
設問の「能力障害」はICIDH(国際障害分類・1980年WHO)の用語である。2001年にWHOがICF(国際生活機能分類)を採択し、現在は「機能障害・活動制限・参加制約」で整理するのが主流で、能力障害はICFの活動制限にほぼ相当する。今の国試で「ICFの活動を評価するのはどれか」と問われても、答えは同じくFIMとBarthel Indexである。%VC・WAIS-IIIはICFでは心身機能の評価にあたる。
【試験対策ポイント】
| 評価法 | 測るもの | ICIDH | ICF |
|---|---|---|---|
| FIM・Barthel Index | ADL | 能力障害 | 活動 |
| %VC・MMT・ROM | 呼吸機能・筋力・関節 | 機能障害 | 心身機能 |
| WAIS-III | 知能 | 機能障害 | 心身機能 |
| SF-36 | 健康関連QOL | 該当なし | 該当なし |
ICIDHの語(能力障害・社会的不利)とICFの語(活動制限・参加制約)を対応させて覚える。
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