第23回 言語聴覚士国家試験 第137問
音声学第23回
第23回 言語聴覚士国家試験 第137問(音声学)の正答は 2 です。音素対立を区別する弁別素性の組合せを問う。
問題
日本語(共通語)の音素対立を説明する弁別素性が足りない組合せはどれか。
- 1./t/ と /d/ ――― [±声]
- 2./k/ と /d/ ――― [±破裂音][±軟口蓋音] ✓
- 3./d/ と /n/ ――― [±破裂音][±鼻音]
- 4./t/ と /s/ ――― [±破裂音][±摩擦音]
- 5./t/ と /k/ ――― [±歯茎音][±軟口蓋音]
正答:2番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.4%標準
105人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — /k/と/d/の区別には[±声]が足りない
音素対立を区別する弁別素性の組合せを問う。/k/は無声・軟口蓋・破裂音、/d/は有声・歯茎・破裂音である。両者の区別には有声性[±声]と調音点の素性が必要だが、選択肢2は[±破裂音][±軟口蓋音]のみで、有声・無声を分ける[±声]が足りない。
【各選択肢の解説】
1. /t/ と /d/ ――― [±声]
❌ 誤り。両者は有声性のみで対立。正しくは[±声]だけで区別でき、足りている。
❌ 誤り。両者は有声性のみで対立。正しくは[±声]だけで区別でき、足りている。
2. /k/ と /d/ ――― [±破裂音][±軟口蓋音]
✅ 正しい(=正答)。両者は無声・有声でも対立し[±声]が必要で、素性が足りない。
✅ 正しい(=正答)。両者は無声・有声でも対立し[±声]が必要で、素性が足りない。
3. /d/ と /n/ ――― [±破裂音][±鼻音]
❌ 誤り。破裂音と鼻音の対立。正しくは調音点が同じ(歯茎)で調音様式だけが違うので、足りている。
❌ 誤り。破裂音と鼻音の対立。正しくは調音点が同じ(歯茎)で調音様式だけが違うので、足りている。
4. /t/ と /s/ ――― [±破裂音][±摩擦音]
❌ 誤り。調音様式の対立。正しくは無声・歯茎で共通し調音様式だけが違うので、足りている。
❌ 誤り。調音様式の対立。正しくは無声・歯茎で共通し調音様式だけが違うので、足りている。
5. /t/ と /k/ ――― [±歯茎音][±軟口蓋音]
❌ 誤り。調音点の対立。正しくは無声破裂音で共通し調音点だけが違うので、足りている。
❌ 誤り。調音点の対立。正しくは無声破裂音で共通し調音点だけが違うので、足りている。
【試験対策ポイント】
弁別素性は調音点(歯茎・軟口蓋等)・調音様式(破裂・摩擦・鼻音)・有声性[±声]で対立を記述する。/k/(無声)と/d/(有声)は調音点に加え[±声]が必須。
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