第23回 言語聴覚士国家試験 第169問
小児科学第23回
談話能力を評価できる検査はどれか。
- 1.KIDS乳幼児発達スケールAタイプ
- 2.絵画語い発達検査
- 3.標準抽象語理解力検査
- 4.<S-S法>言語発達遅滞検査
- 5.学齢版 言語・コミュニケーション発達スケール ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 学齢版 言語・コミュニケーション発達スケール
談話能力とは、物語理解・叙述・会話のターンテイキング・文脈適応など、文や文以上のレベルでの言語運用能力を指します。学齢版言語・コミュニケーション発達スケールは、これらの高次言語機能を包括的に評価する検査であり、ST試験で最頻出の談話能力評価検査です。
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【各選択肢の解説】
1. KIDS乳幼児発達スケールAタイプ
❌ 誤り。乳幼児全般の発達(運動・認知・社会性など)を広く評価する発達検査であり、言語・談話能力に特化した検査ではありません。
2. 絵画語い発達検査
❌ 誤り。受動語彙(絵を見て語意を理解する能力)を評価する検査です。単語レベルの理解力測定であり、談話能力の評価には対応していません。
3. 標準抽象語理解力検査
❌ 誤り。抽象語(感情語・概念語など)の理解度を測定する検査です。単語~短文レベルの理解評価であり、談話能力評価には含まれません。
4. <S-S法>言語発達遅滞検査
❌ 誤り。音韻・語彙・文法など言語体系の基盤となる要素を体系的に評価する検査です。談話・プラグマティクスレベルの評価は対象外です。
5. 学齢版 言語・コミュニケーション発達スケール
✅ 正しい。会話スキル・物語理解・叙述・文脈適応など、文以上のレベルでの言語運用能力(談話能力)を包括的に評価する検査です。ST国試で最頻出です。
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【試験対策ポイント】
談話能力評価の検査分類
| 検査名 | 評価対象レベル | 談話能力評価 |
|---|---|---|
| 学齢版 言語・コミュニケーション発達スケール | 談話・プラグマティクス | ✓ あり |
| S-S法言語発達遅滞検査 | 音韻・語彙・文法 | × なし |
| 標準抽象語理解力検査 | 抽象語理解(短文) | × なし |
| 絵画語い発達検査 | 受動語彙 | × なし |
| KIDS乳幼児発達スケール | 全領域発達 | × なし |
重要キーワード
・談話能力=物語理解・叙述・会話のターンテイキング・文脈理解
・「文以上のレベル」での言語運用が評価対象
・プラグマティクス(語用論)とほぼ同義
・学齢版は「高次言語機能」に特化した数少ない検査