STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第39問

音声学第23回

第23回 言語聴覚士国家試験 第39問(音声学)の正答は 2 です。ラ行音[ɾ]とダ行音[d]は、いずれも舌尖を歯茎(口蓋前方)に接触させて作る音で、構音位置がきわめて近い。

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問題
ラ行音とダ行音とに発音の混同が生じやすい。この要因として考えられるのはどれか。 a.構音位置が近い。 b.ダ行音でVOT(voiceonsettime)が負の値になる。 c.ラ行音がそり舌で発音される。 d.どちらも帯気を伴わない。 e.どちらも舌が口蓋に接触する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:2番

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118人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 構音位置が近く、ともに舌が口蓋(歯茎)に接触する

ラ行音[ɾ]とダ行音[d]は、いずれも舌尖を歯茎(口蓋前方)に接触させて作る音で、構音位置がきわめて近い。このため調音点の共通性から発音の混同が生じやすい。


【各選択肢の解説】

a. 構音位置が近い。
✅ 正しい(要因となる)。ともに歯茎音で調音点が近接する。
b. ダ行音でVOT(voiceonsettime)が負の値になる。
❌ 誤り。有声破裂音の特徴ではあるが、ラ行との混同の直接要因ではない。正しくはVOTは有声・無声(ダ行とタ行)を区別する手がかりである。
c. ラ行音がそり舌で発音される。
❌ 誤り。日本語のラ行は通常そり舌でなく歯茎弾き音である。正しくはラ行は歯茎弾き音[ɾ]である。
d. どちらも帯気を伴わない。
❌ 誤り。帯気の有無は混同の主要因ではない。正しくは混同の要因は構音位置の近さと舌が口蓋に接触する点である。
e. どちらも舌が口蓋に接触する。
✅ 正しい(要因となる)。舌尖が歯茎に接触する点が共通する。

【試験対策ポイント】

ラ行[ɾ]=歯茎弾き音、ダ行[d]=歯茎破裂音。同じ歯茎音で舌尖の接触点が近いため、置換・混同が起きやすい(小児の構音や構音障害で頻出)。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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