第23回 言語聴覚士国家試験 第44問
言語学第23回
第23回 言語聴覚士国家試験 第44問(言語学)の正答は 3 です。重複は同じ要素を繰り返して語を作る形態論的プロセスで、語全体を繰り返す完全重複と一部だけを繰り返す部分重複がある。
問題
形態論的プロセスとしての重複には完全重複と部分重複とがあるが、いずれでもないのはどれか。
- 1.やまやま
- 2.ひとびと
- 3.しんじん ✓
- 4.つつく
- 5.あやや
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.9%標準
132人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — しんじん
重複は同じ要素を繰り返して語を作る形態論的プロセスで、語全体を繰り返す完全重複と一部だけを繰り返す部分重複がある。「しんじん(新人)」は「しん」が連濁して繰り返されたように見えるが、実際は新+人という別々の形態素の複合語で、重複ではない。
【各選択肢の解説】
1. やまやま
❌ 誤り。「やま」全体を繰り返した語である。正しくは完全重複にあたる。
❌ 誤り。「やま」全体を繰り返した語である。正しくは完全重複にあたる。
2. ひとびと
❌ 誤り。「ひと」全体を繰り返し、2つ目が連濁した語である。正しくは完全重複にあたる。
❌ 誤り。「ひと」全体を繰り返し、2つ目が連濁した語である。正しくは完全重複にあたる。
3. しんじん
✅ 正しい(=正答)。いずれでもない。音の並びが繰り返しに見えるだけで、「新」と「人」は意味の異なる別の形態素である。
✅ 正しい(=正答)。いずれでもない。音の並びが繰り返しに見えるだけで、「新」と「人」は意味の異なる別の形態素である。
4. つつく
❌ 誤り。「つく(突く)」の語頭の「つ」を繰り返した形と分析され、一部だけを繰り返している。正しくは部分重複にあたる。
❌ 誤り。「つく(突く)」の語頭の「つ」を繰り返した形と分析され、一部だけを繰り返している。正しくは部分重複にあたる。
5. あやや
❌ 誤り。「あや」の末尾の「や」だけを繰り返した形で、一部だけを繰り返している。正しくは部分重複にあたる。
❌ 誤り。「あや」の末尾の「や」だけを繰り返した形で、一部だけを繰り返している。正しくは部分重複にあたる。
【試験対策ポイント】
| 種類 | 何を繰り返すか | 例 |
|---|---|---|
| 完全重複 | 語全体(連濁を伴うことがある) | やまやま・ひとびと |
| 部分重複 | 語の一部 | つつく・あやや |
ひっかけは「しんじん」のように同じ音が並んで見えるだけの複合語。繰り返されているのが同じ形態素かどうかで判断する。
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