STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第24回 言語聴覚士国家試験 第137問

音声学第24回
現在、名詞アクセントで増えているのはどれか。
  1. 1.起伏式
  2. 2.頭高型
  3. 3.中高型
  4. 4.尾高型
  5. 5.平板式 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 平板式 日本語の名詞アクセントは長期的な傾向として平板式が増加しており、これは特に若年層や標準語(東京方言)で顕著です。起伏式は相対的に減少し、アクセント体系の単純化が進行しています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 起伏式 ❌ 誤り。起伏式は現代日本語で減少傾向にあります。複数のアクセント型を区別する必要性が低下するにつれて、区別されていた起伏式の語が他の型に統一されるケースが多くなっています。 2. 頭高型 ❌ 誤り。頭高型も全体的には減少傾向です。標準化・単純化の過程で、頭高型から平板式または他の型へ変化する語が増えています。 3. 中高型 ❌ 誤り。中高型についても、特に増加している傾向は報告されていません。アクセント体系の単純化により、複雑なアクセント型は総じて減少傾向にあります。 4. 尾高型 ❌ 誤り。尾高型も減少傾向にあります。特に若年層では尾高型を区別せず、平板式として発音する傾向が強まっています。 5. 平板式 ✅ 正しい。平板式は増加傾向が顕著です。特に若い世代では、複数のアクセント型の区別を放棄し、すべて平板式で発音する「ナ行化」や「アクセント中和」が進行しており、新語も平板式で導入されることが多くなっています。 --- 【試験対策ポイント】 アクセント体系の変化パターン | 傾向 | 詳細 | |---|---| | 増加 | 平板式(特に若年層・標準語で顕著) | | 減少 | 起伏式・頭高型・尾高型・中高型 | | 理由 | アクセント弁別の機能減少+標準化圧力 | | 地域差 | 関西方言では保守的。東京方言で進行的 | 関連キーワード - ナ行化:複数型の平板式統一 - アクセント中和:弁別機能の喪失 - 世代差:若年層ほど平板化が進行 - 新語はほぼ平板式で導入される(例:「パソコン」「スマートフォン」)
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