第24回 言語聴覚士国家試験 第167問
言語発達障害学第24回
教研式リーディングテストで評価できないのはどれか。
- 1.発語の明瞭さ ✓
- 2.漢字の読み
- 3.ことばの意味
- 4.文法
- 5.文章の読解
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 発語の明瞭さ
教研式リーディングテストは「読みの能力」を評価する検査であり、音読時の発語の明瞭さ(構音の正確性)は測定対象外です。このテストは漢字・語彙・文法・文章理解など、読解スキルの複数段階を体系的に評価しますが、構音障害の有無や音韻レベルの発音精度は評価できません。
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【各選択肢の解説】
1. 発語の明瞭さ
❌ 誤り。教研式リーディングテストで評価できません。このテストは「読み」の認知的プロセス(視覚認知→言語処理)を評価するものであり、音韻出力時の構音の明瞭さは測定対象ではありません。
2. 漢字の読み
✅ 正しい。教研式リーディングテストの重要な評価項目です。漢字単語の読み能力を測定し、音韻変換スキルの評価に用いられます。
3. ことばの意味
✅ 正しい。語彙理解(セマンティック処理)は教研式リーディングテストで評価可能です。単語の意味理解から文脈での意味把握まで測定します。
4. 文法
✅ 正しい。構文処理能力(主述関係・時制・格助詞など)は教研式リーディングテストの重要な評価領域です。
5. 文章の読解
✅ 正しい。段落理解・論理的推論・情報統合など、高次な読解スキルは教研式リーディングテストの核となる評価項目です。
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【試験対策ポイント】
教研式リーディングテストの評価層序:
| 評価レベル | 対応項目 | 測定対象 |
|---|---|---|
| 文字レベル | 漢字・ひらがなの読み | 音韻変換 |
| 単語レベル | 語彙意味・語彙判断 | セマンティック処理 |
| 文レベル | 文法・文構造理解 | 構文処理 |
| 段落レベル | 文章読解・推論 | 高次認知処理 |
評価「できない」項目の特徴:
- 構音の正確性(発語の明瞭さ)
- 流暢性(読む速さ)
- 音声表出の質
重要な区別:「読みの評価」と「構音評価」は別の検査体系であることを押さえておくこと。読みに支障がなければ構音不良でも点数は変わりません。