第24回 言語聴覚士国家試験 第44問
言語学第24回
五段活用動詞(子音語幹動詞)はどれか。
a.落ちます
b.飛びます
c.羽ばたきます
d.寝ます
e.起きます
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — b.飛びます、c.羽ばたきます
五段活用動詞とは、活用形において5つの異なる母音の段(あ段・い段・う段・え段・お段)で語幹が変化する動詞のことです。子音語幹動詞(語幹が子音で終わる)が五段活用となります。b「飛びます」(飛ぶ→子音語幹「飛b」)、c「羽ばたきます」(羽ばたく→子音語幹「羽ばたk」)は両者ともに子音語幹であり、五段活用です。
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【各選択肢の解説】
a. 落ちます
❌ 誤り。「落ちる」は一段活用動詞です。ひらがな表記では「おちます」で、語幹「落ち」は「ち」という子音で終わっているように見えますが、「ち」は音便によって変化した形であり、元来の語幹は「おち」(い段で終わる)であり、一段活用に分類されます。
b. 飛びます
✅ 正しい。「飛ぶ」は五段活用動詞です。語幹が「飛b」(b音で終わる子音語幹)であり、活用時に「飛ぶ・飛び・飛ぶ・飛ぶ・飛べ・飛ぼう」と5つの母音段で変化します。
c. 羽ばたきます
✅ 正しい。「羽ばたく」は五段活用動詞です。語幹が「羽ばたk」(k音で終わる子音語幹)であり、活用時に「羽ばたく・羽ばたき・羽ばたく・羽ばたく・羽ばたけ・羽ばたこう」と5つの母音段で変化します。
d. 寝ます
❌ 誤り。「寝る」は一段活用動詞です。語幹が「寝」(え段で終わる母音語幹)であり、活用は限定的で「寝る・寝ます・寝た・寝て」となります。五段活用ではありません。
e. 起きます
❌ 誤り。「起きる」は一段活用動詞です。語幹が「起き」(い段で終わる母音語幹)であり、一段活用に分類されます。五段活用ではありません。
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【試験対策ポイント】
| 活用の種類 | 語幹の終わり | 具体例 | 活用形の特徴 |
|---|---|---|---|
| **五段活用** | 子音で終わる | 飛ぶ、書く、飲む、読む | あ・い・う・え・お段すべてで変化 |
| **一段活用** | い段またはえ段で終わる | 落ちる、寝る、起きる、見る | 限定的な活用(-る、-た、-て形) |
【重要な区別ポイント】
- 「落ちる」は子音「ち」に見えるが、これは「ち」音便形。元の形は一段活用
- 一段活用の「る」形と五段活用の「う」形を活用表で確認すること
- 言語聴覚士試験では、音韻体系や文法理解が言語発達評価に必要なため、品詞分類の正確な理解が重要