第24回 言語聴覚士国家試験 第78問
第24回 言語聴覚士国家試験 第78問(器質性構音障害)の正答は 1 です。口蓋裂術後に多いのは、鼻咽腔閉鎖不全を補う代償構音である声門破裂音と、口蓋裂に伴う歯列・口蓋の形態とも関わる口蓋化構音である。
正答:1番
初回正答率 43.3%難問
127人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
口蓋裂術後に多いのは、鼻咽腔閉鎖不全を補う代償構音である声門破裂音と、口蓋裂に伴う歯列・口蓋の形態とも関わる口蓋化構音である。側音化構音・鼻咽腔構音は口蓋裂でもみられるが、口蓋裂のない機能性構音障害に多い異常構音で、口蓋裂術後に特徴的とはいえない。
【各選択肢の解説】
a.口蓋化構音
✅ 正しい(=正答の一部)。舌尖でなく舌背を口蓋に広く接触させて歯茎音などを作る異常構音で、口蓋裂術後に多くみられる。
b.声門破裂音
✅ 正しい(=正答の一部)。口腔内圧を保てないため声門で破裂を作る代償構音で、口蓋裂(鼻咽腔閉鎖不全)を強く示唆する。
c.側音化構音
❌ 誤り。口蓋裂でもみられるが、口蓋裂のない機能性構音障害に多い異常構音である。正しくは、口蓋裂術後に多いのは声門破裂音などの代償構音と口蓋化構音である。
d.省略
❌ 誤り。省略は構音発達の途上や構音障害一般でみられる誤りで、口蓋裂術後に特徴的な誤りではない。正しくは、口蓋裂術後に特徴的なのは声門破裂音・咽頭摩擦音などの代償構音である。
e.鼻咽腔構音
❌ 誤り。舌が口蓋に接して口腔の通路を閉じ、呼気を鼻腔に流して作る異常構音で、イ列・ウ列の音に多い。鼻咽腔閉鎖機能が正常でも生じ、機能性構音障害に多くみられる。正しくは、口蓋裂術後に多いのは鼻咽腔閉鎖不全を補う声門破裂音などの代償構音と口蓋化構音である。
【試験対策ポイント】
| 異常構音 | 主な背景 |
|---|---|
| 声門破裂音・咽頭摩擦音・咽頭破裂音 | 鼻咽腔閉鎖不全を補う代償構音=口蓋裂を強く示唆 |
| 口蓋化構音 | 口蓋裂術後に多い(機能性構音障害でもみられる) |
| 側音化構音 | 機能性構音障害に多い(口蓋裂でもみられる) |
| 鼻咽腔構音 | 鼻咽腔閉鎖機能が正常でも生じる・機能性構音障害に多い・イ列・ウ列 |
声門破裂音は口蓋裂(鼻咽腔閉鎖不全)を強く示唆する、という一点を軸に覚える。
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