STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第25回 言語聴覚士国家試験 第101問

社会福祉第25回
身体障碍者手帳の交付対象でないのはどれか
  1. 1.視覚障害
  2. 2.言語機能障害
  3. 3.平衡機能障害
  4. 4.遂行機能障害 ✓
  5. 5.呼吸器機能障害

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 遂行機能障害 身体障碍者手帳は身体障害の程度が一定以上の者に交付されるもので、対象となる障害は「身体障害」のみです。遂行機能障害は高次脳機能障害の一種であり、「認知機能障害」に分類されるため、身体障碍者手帳の交付対象にはなりません。身体障碍者手帳の対象障害は法律で定められた15項目に限定されています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 視覚障害 ✅ 正しい。視覚障害は身体障碍者手帳の対象障害です。視野狭窄・矯正視力低下などが対象になります。 2. 言語機能障害 ✅ 正しい。言語機能障害(音声言語機能障害を含む)は身体障碍者手帳の対象障害です。失語症、構音障害、音声障害などが含まれます。 3. 平衡機能障害 ✅ 正しい。前庭機能の障害に由来する平衡機能障害は身体障碍者手帳の対象障害です。めまい・平衡障害によって日常生活に支障がある場合に認定されます。 4. 遂行機能障害 ❌ 誤り。遂行機能障害は高次脳機能障害に分類される認知機能の障害であり、身体障害ではありません。したがって身体障碍者手帳の交付対象にはなりません。身体障害者福祉法では対象外です。 5. 呼吸器機能障害 ✅ 正しい。呼吸器機能障害(肺機能障害など)は身体障碍者手帳の対象障害です。換気機能の著しい低下が対象になります。 --- 【試験対策ポイント】 身体障碍者手帳の対象障害(15項目) | 区分 | 具体例 | |---|---| | 視覚障害 | 視力低下・視野狭窄 | | 聴覚・平衡機能障害 | 難聴・平衡機能障害 | | 音声・言語・咀嚼機能障害 | 失語症・構音障害・音声障害 | | 肢体不自由 | 麻痺・関節制限・欠損 | | 内部障害 | 呼吸器・心臓・腎臓・膀胱・直腸・小腸・肝臓機能障害 | 「高次脳機能障害は含まれない」という否定知識が重要。遂行機能障害・記憶障害・注意障害などの認知機能障害は身体障碍者手帳の対象ではなく、療育手帳(知的障害)や精神保健福祉手帳(精神疾患)での対応になります。 身体障害 = 「身体の機能障害」のみ対象 認知機能障害 = 対象外(別の手帳制度で対応)
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