第25回 言語聴覚士国家試験 第147問
社会福祉第25回
社会保険制度の根拠法に含まれないのはどれか
- 1.高齢者の医療の確保に関する法律
- 2.労働災害補償保険法
- 3.発達障害者支援法 ✓
- 4.国民健康保険法
- 5.介護保険法
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 発達障害者支援法
発達障害者支援法は障害者支援の根拠法であり、社会保険制度ではなく社会福祉制度に分類されます。社会保険制度は「保険料拠出による給付」が原則ですが、発達障害者支援法は発達障害者への福祉サービス提供を目的とした法律であり、保険制度ではありません。
---
【各選択肢の解説】
1. 高齢者の医療の確保に関する法律
✅ 正しい。後期高齢者医療制度の根拠法で、75歳以上の医療保険を定める社会保険法です。
2. 労働災害補償保険法
✅ 正しい。労災保険は労働者の労働災害に対する給付を定める社会保険制度の根拠法です。
3. 発達障害者支援法
❌ 誤り。これは社会福祉制度の根拠法であり社会保険制度ではありません。発達障害児者への相談・支援・就労支援などを規定する福祉法です。
4. 国民健康保険法
✅ 正しい。国民健康保険は医療保険の一種で、被用者保険に加入していない国民を対象とした社会保険制度です。
5. 介護保険法
✅ 正しい。介護保険制度は40歳以上の国民が保険料を拠出して、要介護状態時に給付を受ける社会保険制度です。
---
【試験対策ポイント】
社会保険制度と社会福祉制度の区別(ST国試必出)
| 区分 | 特徴 | 根拠法例 |
|---|---|---|
| **社会保険** | 保険料拠出が原則。給付は保険関係に基づく。対象:特定層 | 医療保険・労災保険・雇用保険・介護保険 |
| **社会福祉** | 税財源が中心。支援の必要性に基づく。対象:要支援者全般 | 児童福祉法・身体障害者福祉法・発達障害者支援法・障害者総合支援法 |
キーワード:発達障害者支援法は「相談・支援・就労支援」→福祉的アプローチ(保険ではない)