STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第142問

言語学第26回
「み」が形容詞から名詞を派生しているのはどれか。 a.重み b.励み c.好み d.歩み e.厚み 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — a,e(重み・厚み) 形容詞に接尾辞「み」が付加して名詞化している場合を選びます。「み」は形容詞の語幹に直結して、抽象的な性質や量を示す名詞を派生させる接尾辞です。正答はa(重み)とe(厚み)で、両者とも形容詞「重い」「厚い」から名詞化しています。 --- 【各選択肢の解説】 1. a.重み ✅ 正しい。形容詞「重い」+接尾辞「み」=「重み(重さ)」。形容詞の語幹に「み」が付加して、抽象名詞(性質・量)を派生させている典型例です。 2. b.励み ❌ 誤り。「励む(はげむ)」は動詞です。動詞「励む」+「み」で派生名詞化しているため、形容詞からの派生ではありません。 3. c.好み ❌ 誤り。「好む(このむ)」は動詞です。動詞「好む」+「み」で「好み(好みの傾向・嗜好)」となっており、動詞からの派生名詞です。 4. d.歩み ❌ 誤り。「歩む(あゆむ)」は動詞です。動詞「歩む」+「み」で「歩み(足取り)」となっており、動詞からの派生名詞です。 5. e.厚み ✅ 正しい。形容詞「厚い」+接尾辞「み」=「厚み(厚さ)」。形容詞の語幹に「み」が付加して、抽象名詞(程度・量)を派生させています。 --- 【試験対策ポイント】 接尾辞「み」の用法を整理: | 派生元 | 例 | 説明 | |---|---|---| | 形容詞 | 重み・厚み・深み・美しみ | 性質や量を抽象名詞化 | | 動詞 | 励み・好み・歩み・計らい | 行為や傾向を名詞化 | 区別のコツ: - 「み」を取ると形容詞になるか?→「重→重い」「厚→厚い」(正答) - 「み」を取ると動詞になるか?→「励→励む」「好→好む」(誤り) - 品詞判定が問われているため、派生前の語(語幹)の品詞を確認することが鍵 言語学では「派生接尾辞」の品詞分類問題が頻出。形容詞派生と動詞派生の混別が出題者の狙いです。
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