STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第148問

社会福祉第26回
教育リハビリテーションについて正しいのはどれか。 a.進路指導を行う。 b.交流教育を含む。 c.潜在的な能力の開発を行う。 d.職業紹介を行う。 e.社会生活力を身につけることを目的としている。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — a,b,c 教育リハビリテーションは、障害のある子どもが学習を通じて社会生活への適応と潜在的能力の開発を図るプロセスです。a・b・cはいずれも教育リハビリテーションの重要な要素であり、d・eは教育リハビリテーションではなく他のリハビリテーション領域の機能です。 --- 【各選択肢の解説】 a. 進路指導を行う。 ✅ 正しい。教育リハビリテーションでは、障害のある児童が将来の職業生活や社会生活に向けて、その適性・興味・能力に応じた進路指導を重要な機能として行います。 b. 交流教育を含む。 ✅ 正しい。教育リハビリテーションは、障害のある児童が健常児との交流を通じて、社会への統合・適応を促進する交流教育を含みます。これは「ノーマライゼーション」の理念に基づいています。 c. 潜在的な能力の開発を行う。 ✅ 正しい。教育リハビリテーションの中核的機能であり、障害があっても本人が保有している未開発の能力や可能性を引き出し、発展させることを目的としています。 d. 職業紹介を行う。 ❌ 誤り。職業紹介は職業リハビリテーション(またはハローワークなどの職業安定機関)の機能です。教育リハビリテーションは進路指導は行いますが、直接的な職業紹介は実施しません。 e. 社会生活力を身につけることを目的としている。 ❌ 誤り。これは生活リハビリテーション(または生活訓練)の目的です。教育リハビリテーションの目的は、むしろ「学習を通じた潜在的能力の開発」と「社会参加への適応」にあり、社会生活力そのものの獲得を直接目的としていません。 --- 【試験対策ポイント】 リハビリテーションの3領域の機能比較 | 領域 | 主対象 | 主な機能 | 担当機関 | |---|---|---|---| | **教育リハ** | 学齢期障害児 | 進路指導・交流教育・能力開発 | 特別支援学校 | | **職業リハ** | 労働年齢障害者 | 職業訓練・職業紹介・就労支援 | ハローワーク・障害者職業センター | | **生活リハ** | 全年齢障害者 | 生活訓練・社会生活力獲得 | 生活訓練施設 | キーワード - 交流教育:健常児との交流を通じた統合教育(ノーマライゼーション) - 潜在的能力:未開発の力を引き出す(発達を促進する視点) - 進路指導vs職業紹介:前者は教育、後者は就労斡旋(領域が異なる)
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