STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第3問

解剖学第26回
脊髄神経の数で誤っているのはどれか。
  1. 1.頸神経 ———— 7 対 ✓
  2. 2.胸神経 ———— 12 対
  3. 3.腰神経 ———— 5 対
  4. 4.仙骨神経 ——— 5 対
  5. 5.尾骨神経 ——— 1 対

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 頸神経 ———— 7対 脊髄神経は脊椎骨の数に対応していません。頸神経は8対(C1~C8)で、頸椎が7個であるのに対し、神経は8対存在します。これは第1頸神経が第1頸椎(環椎)の上から出ることに由来する解剖学的特徴です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 頸神経 ———— 7対 ❌ 誤り。頸神経は8対です。脊椎骨が7個(C1~C7)でも、脊髄神経は8対(C1~C8)存在します。C8神経は第7頸椎と第1胸椎の間から出ます。 2. 胸神経 ———— 12対 ✅ 正しい。胸椎が12個(T1~T12)であり、胸神経も12対存在し、脊椎骨と神経数が1対1で対応しています。 3. 腰神経 ———— 5対 ✅ 正しい。腰椎が5個(L1~L5)であり、腰神経も5対存在し、脊椎骨と神経数が1対1で対応しています。 4. 仙骨神経 ———— 5対 ✅ 正しい。仙椎は融合して仙骨を形成しますが、仙骨神経は5対存在します(S1~S5)。これは融合前の椎骨構成を反映しています。 5. 尾骨神経 ——— 1対 ✅ 正しい。尾骨神経は1対のみ存在し、尾椎領域に対応する最後の脊髄神経です。 --- 【試験対策ポイント】 脊髄神経数の全体像: | 神経領域 | 脊椎骨数 | 神経対数 | 備考 | |---|---|---|---| | 頸神経 | 7個 | 8対 | ★★★ 例外:神経が1対多い | | 胸神経 | 12個 | 12対 | 1対1対応 | | 腰神経 | 5個 | 5対 | 1対1対応 | | 仙骨神経 | 融合 | 5対 | 融合前の構成に基づく | | 尾骨神経 | 融合 | 1対 | 最後の脊髄神経 | | **合計** | **33個** | **31対** | | 頸神経が8対である理由: - 第1頸神経(C1)は第1頸椎(環椎)の「上」から出口 - その後の神経(C2~C8)は対応する椎骨の「下」から出口 - 結果として頸椎7個に対し頸神経は8対となる 試験での引っかかりやすい点: - 脊椎骨数=神経対数だと思い込む受験生が多い - 頸神経の例外性を知らないと即座に間違える - 「脊髄神経は31対」という数字は覚える価値あり
関連

▶ 第26回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧