第26回 言語聴覚士国家試験 第31問
臨床心理学第26回
Perls,F.が始めた心理療法はどれか。
- 1.クライエント中心療法
- 2.ゲシュタルト療法 ✓
- 3.認知行動療法
- 4.体験過程療法
- 5.自律訓練法
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — ゲシュタルト療法
ゲシュタルト療法はFritz Perls(フリッツ・パールズ)によって1940年代に創設された心理療法です。「今ここ」での体験を重視し、人間の全体性(ゲシュタルト)を統合することを目指す実存的アプローチです。
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【各選択肢の解説】
1. クライエント中心療法
❌ 誤り。この療法はCarl Rogers(カール・ロジャーズ)によって創設されました。1951年に確立され、無条件の積極的配慮と共感的理解を基本とします。ST国試では頻出の人物ですが、Perlsではありません。
2. ゲシュタルト療法
✅ 正しい。Fritz Perls(フリッツ・パールズ)が1940年代に創設した心理療法です。「今ここ」での気づき、未完結な状況への対処、身体感覚と感情の統合を重視します。エンプティチェア技法などが特徴的です。
3. 認知行動療法
❌ 誤り。主にAlbert Ellis(アルバート・エリス)とAaron Beck(アーロン・ベック)によって発展させられた療法です。認知の歪みを修正し、行動変容を促すアプローチです。Perlsの創設ではありません。
4. 体験過程療法
❌ 誤り。Eugene Gendlin(ユージン・ジェンドリン)によって発展させられた療法です。身体のフェルトセンス(身体感覚)に注目し、体験の微妙な変化を大切にします。Perlsではなくジェンドリンが開発者です。
5. 自律訓練法
❌ 誤り。Johann Schultz(ヨハンシュルツ)によってドイツで開発された自己弛緩法です。暗示的な公式を用いて身体と心をリラックスさせるテクニックです。Perlsとは関連がありません。
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【試験対策ポイント】
心理療法の開発者の対応表
| 心理療法 | 開発者 | 特徴・時期 |
|---|---|---|
| クライエント中心療法 | Carl Rogers(ロジャーズ) | 無条件の積極的配慮、共感的理解、1951年 |
| ゲシュタルト療法 | Fritz Perls(パールズ) | 「今ここ」、全体性、1940年代 |
| 認知行動療法 | Ellis・Beck | 認知の歪み修正、ABC理論 |
| 体験過程療法 | Eugene Gendlin | フェルトセンス、身体感覚 |
| 自律訓練法 | Johann Schultz | 自己弛緩、暗示的公式 |
頻出知識:Perlsは「ゲシュタルト(全体・統合)」がキーワード。「今ここの体験」と「身体への気づき」を促す療法として記憶しましょう。他の選択肢はいずれも異なる開発者による確立された心理療法です。