STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第60問

失語症第26回

第26回 言語聴覚士国家試験 第60問(失語症)の正答は 5 です。失語症訓練について誤っている組合せを問う問題である。

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問題
失語症の訓練について誤っている組合せはどれか。
  1. 1.認知神経心理学的アプローチ ——— 言語情報処理モデルを用いて訓練を計画する。
  2. 2.PACE ————————————— 言語的・非言語的手段を用いて伝達する。
  3. 3.刺激法 ————————————— 患者の誤りを指摘し矯正することは避ける。
  4. 4.プログラム学習法 ———————— 課題を細かく段階的に設定する。
  5. 5.遮断除去法 ——————————— 障害された言語モダリティを前刺激として用いる。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 遮断除去法:障害された言語モダリティを前刺激として用いる。

失語症訓練について誤っている組合せを問う問題である。遮断除去法(deblocking)は、保たれたモダリティを前刺激にして障害モダリティを賦活する方法で、「障害されたモダリティを前刺激に用いる」とする選択肢5が誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 認知神経心理学的アプローチ:言語情報処理モデルを用いて訓練を計画する。
❌ 正しい。障害された処理段階を同定し計画する。
2. PACE:言語的・非言語的手段を用いて伝達する。
❌ 正しい。あらゆる手段で情報を伝え合う実用的訓練。
3. 刺激法:患者の誤りを指摘し矯正することは避ける。
❌ 正しい。適切な刺激で反応を引き出し、誤りの直接矯正は避ける。
4. プログラム学習法:課題を細かく段階的に設定する。
❌ 正しい。スモールステップで進める。
5. 遮断除去法:障害された言語モダリティを前刺激として用いる。
✅ 誤り(=正答)。保たれたモダリティを前刺激として、障害されたモダリティを解除(賦活)するのが正しい。

【試験対策ポイント】

遮断除去法は、良好なモダリティ(前刺激)で目標語を活性化し、その直後に障害モダリティで反応させて「遮断を除く」技法。刺激法は誤りを直接矯正しない、PACEは多手段での伝達、プログラム学習は段階化が要点。各技法の原理を取り違えない。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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