第27回 言語聴覚士国家試験 第112問
耳鼻咽喉科学第27回
第27回 言語聴覚士国家試験 第112問(耳鼻咽喉科学)の正答は 5 です。両側声帯正中固定による気道狭窄に対する治療を問う問題である。
問題
両側声帯正中固定による気道狭窄に対して行われるのはどれか
a.甲状軟骨形成術I型
b.甲状軟骨形成術II型
c.声帯内脂肪注入術
d.声帯外転術
e.気管切開術
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.8%標準
144人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — d・e
両側声帯正中固定による気道狭窄に対する治療を問う問題である。声帯が正中で固定して気道が狭いため、声帯を外側へ開く声帯外転術(d)や、気道確保のための気管切開術(e)が行われる。選択肢5が正しい。
【各選択肢の解説】
a. 甲状軟骨形成術I型
❌ 声帯を内方へ寄せて閉鎖を改善する術式で、声帯麻痺などの気息性嗄声に用いる。気道を広げるものではない。
❌ 声帯を内方へ寄せて閉鎖を改善する術式で、声帯麻痺などの気息性嗄声に用いる。気道を広げるものではない。
b. 甲状軟骨形成術II型
❌ 声帯を外側へ広げ声を弱める術式で、痙攣性発声障害(内転型)に用いる。本病態の気道確保が目的ではない。
❌ 声帯を外側へ広げ声を弱める術式で、痙攣性発声障害(内転型)に用いる。本病態の気道確保が目的ではない。
c. 声帯内脂肪注入術
❌ 声帯に脂肪を注入して内方へ寄せる術式で、気道をさらに狭めるため不適切である。
❌ 声帯に脂肪を注入して内方へ寄せる術式で、気道をさらに狭めるため不適切である。
d. 声帯外転術
✅ 正しい(=正答の一部)。固定した声帯を外側へ開き、気道を広げる。
✅ 正しい(=正答の一部)。固定した声帯を外側へ開き、気道を広げる。
e. 気管切開術
✅ 正しい(=正答の一部)。気道狭窄に対し直接気道を確保する。
✅ 正しい(=正答の一部)。気道狭窄に対し直接気道を確保する。
【試験対策ポイント】
両側声帯が正中で固定すると声門が狭く呼吸困難となる。治療は「気道を広げる」方向=声帯外転術や気管切開術。一方、I型・脂肪注入は声帯を内方へ寄せる(閉鎖改善)術式で、気道をさらに狭めるため逆効果。目的(気道確保か声門閉鎖か)で術式を選ぶ。
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