STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第2問

解剖学第27回
頭蓋腔を構成する骨でないのはどれか。
  1. 1.篩骨
  2. 2.口蓋骨 ✓
  3. 3.前頭骨
  4. 4.側頭骨
  5. 5.蝶形骨

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 口蓋骨 口蓋骨は顔面骨(顔部の骨)に分類され、頭蓋腔の構成骨ではありません。口蓋骨は口腔の天井を形成する骨で、顔面の境界に位置しますが、脳が納められる頭蓋腔の壁構成には関与しません。 --- 【各選択肢の解説】 1. 篩骨 ✅ 正しい。篩骨は頭蓋腔前部の下面を構成し、嗅覚神経が通過する篩板を持つ。脳と鼻腔を隔てる重要な構造です。 2. 口蓋骨 ❌ 誤り。口蓋骨は顔面骨に分類されます。硬口蓋の後部を形成し、主に口腔の天井を構成する骨で、頭蓋腔の構成骨ではありません。 3. 前頭骨 ✅ 正しい。前頭骨は頭蓋腔の前部を構成し、脳の前頭葉を保護します。前頭洞を含み、頭蓋腔の重要な構成要素です。 4. 側頭骨 ✅ 正しい。側頭骨は頭蓋腔の側壁と底部を構成し、内耳・中耳・乳突突起を含みます。頭蓋腔構成骨の中で最も複雑な形態を持ちます。 5. 蝶形骨 ✅ 正しい。蝶形骨は頭蓋腔の中央部を構成し、下垂体窩(トルコ鞍)を形成します。視神経孔・視交叉・内頸動脈が通過する重要な骨です。 --- 【試験対策ポイント】 頭蓋骨の分類体系 | 分類 | 含まれる骨 | |---|---| | 脳頭蓋(頭蓋腔構成) | 前頭骨・側頭骨・後頭骨・頭頂骨・蝶形骨・篩骨 | | 顔面骨 | 上顎骨・下顎骨・口蓋骨・頬骨・鼻骨・涙骨・鋤骨・下鼻甲介 | 頭蓋腔を構成する6つの骨(脳頭蓋) ・前頭骨:脳の前部保護 ・頭頂骨:脳の側上部保護(2個) ・後頭骨:脳の後部・底部保護 ・側頭骨:脳の側部・底部保護 ・蝶形骨:脳の中央部(下垂体窩) ・篩骨:脳の前部下面 口蓋骨の役割 ・硬口蓋の後部を形成 ・顔面骨として機能 ・頭蓋腔の構成には関与しない
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