第28回 言語聴覚士国家試験 第3問
解剖学第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第3問(解剖学)の正答は 1 です。筋は組織学的に横紋筋(骨格筋+心筋)と平滑筋(内臓・血管壁)に大別される。
問題
横紋筋はどれか。
a.心筋
b.横隔膜
c.膀胱排尿筋
d.内肛門括約筋
e.下部食道括約筋
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — a・b(心筋・横隔膜)
筋は組織学的に横紋筋(骨格筋+心筋)と平滑筋(内臓・血管壁)に大別される。横紋筋はアクチンとミオシンが規則正しく配列した筋節(サルコメア)をもち、顕微鏡で横縞模様がみられる。平滑筋にはこの横紋がなく、内臓や血管の壁を作って自律神経の支配を受ける。心筋と骨格筋が横紋筋である。
【各選択肢の解説】
a. 心筋
✅ 横紋をもつ特殊心筋で、横紋筋に分類される(不随意筋)。細胞間に介在板をもち同期して収縮する。
✅ 横紋をもつ特殊心筋で、横紋筋に分類される(不随意筋)。細胞間に介在板をもち同期して収縮する。
b. 横隔膜
✅ 呼吸に働く骨格筋であり、横紋筋(随意筋)である。横隔神経の支配を受ける。
✅ 呼吸に働く骨格筋であり、横紋筋(随意筋)である。横隔神経の支配を受ける。
c. 膀胱排尿筋
❌ 平滑筋であり、横紋筋ではない(不随意)。副交感神経で収縮し排尿する。
❌ 平滑筋であり、横紋筋ではない(不随意)。副交感神経で収縮し排尿する。
d. 内肛門括約筋
❌ 平滑筋で不随意。なお外肛門括約筋は骨格筋(随意)である点に注意。
❌ 平滑筋で不随意。なお外肛門括約筋は骨格筋(随意)である点に注意。
e. 下部食道括約筋
❌ 平滑筋である。食道上部は骨格筋だが下部は平滑筋で、逆流防止に働く。
❌ 平滑筋である。食道上部は骨格筋だが下部は平滑筋で、逆流防止に働く。
したがって横紋筋は a・b の組合せで、選択肢1が正答。
【試験対策ポイント】
随意/不随意と横紋/平滑は一致しないものがある(心筋=横紋だが不随意)ので注意。括約筋は「内=平滑筋(不随意)/外=骨格筋(随意)」がペアで問われやすい。胃・腸・子宮・血管壁・立毛筋などはいずれも平滑筋で、自律神経の支配を受けてゆっくり持続的に収縮する。
| 筋 | 種類 | 随意性 |
|---|---|---|
| 骨格筋(横隔膜・外肛門括約筋) | 横紋筋 | 随意 |
| 心筋 | 横紋筋 | 不随意 |
| 内臓・血管壁(排尿筋・内肛門括約筋・下部食道) | 平滑筋 | 不随意 |
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