第28回 言語聴覚士国家試験 第120問
第28回 言語聴覚士国家試験 第120問(解剖学)の正答は 2 です。咽頭は上から上咽頭・中咽頭・下咽頭に分けられる。
正答:2番
初回正答率 40.2%難問
366人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
咽頭は上から上咽頭・中咽頭・下咽頭に分けられる。中咽頭は口腔の後方に位置し、軟口蓋・舌扁桃・口蓋扁桃や口蓋弓などが含まれる。本問では舌扁桃(a)・後口蓋弓(b)・軟口蓋(e)が中咽頭に属する。
【各選択肢の解説】
✅ 正しい(=正答)。舌根部にあり、中咽頭に属する。
✅ 正しい(=正答)。口蓋扁桃の後方の弓(口蓋咽頭弓)で、中咽頭に属する。
❌ 誤り。中咽頭ではない。正しくは、上咽頭(鼻咽腔)の側壁で耳管咽頭口を囲む隆起であり、上咽頭に属する。
❌ 誤り。中咽頭ではない。正しくは下咽頭に属する陥凹で、嚥下時に食塊が通る部位である。
✅ 正しい(=正答)。口腔と中咽頭の境界をなし、中咽頭の上壁を構成する。
したがって a・b・e が正答で、選択肢2となる。
【試験対策ポイント】
咽頭の三区分と所属構造を整理する。上咽頭は耳管隆起・アデノイド、中咽頭は軟口蓋・口蓋扁桃・舌扁桃・口蓋弓、下咽頭は梨状陥凹・輪状後部などが目印となる。
| 区分 | 主な構造 |
|---|---|
| 上咽頭 | 耳管隆起・咽頭扁桃 |
| 中咽頭 | 軟口蓋・口蓋扁桃・舌扁桃 |
| 下咽頭 | 梨状陥凹・輪状後部 |
梨状陥凹は食塊が通る一方で残留しやすく、嚥下評価で注目される部位である。中咽頭は口腔から続く食物路と気道が交わる部分で、軟口蓋や口蓋扁桃・舌扁桃が並ぶ。嚥下時には軟口蓋が挙上して鼻咽腔を閉鎖し、食塊が鼻腔へ逆流するのを防ぐなど、構造と機能を結びつけて理解しておくとよい。下咽頭の梨状陥凹に食塊が残留すると嚥下後の誤嚥につながるため、各区分の位置関係を嚥下のメカニズムと併せて押さえておきたい。
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