第28回 言語聴覚士国家試験 第103問
第28回 言語聴覚士国家試験 第103問(解剖学)の正答は 4 です。舌骨に付着する筋は、舌骨より上にある舌骨上筋群と、下にある舌骨下筋群に分けられる。
- 1.顎舌骨筋
- 2.顎二腹筋
- 3.茎突舌骨筋
- 4.甲状舌骨筋 ✓
- 5.オトガイ舌骨筋
正答:4番
初回正答率 58%標準
188人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
舌骨に付着する筋は、舌骨より上にある舌骨上筋群と、下にある舌骨下筋群に分けられる。舌骨下筋群は舌骨や喉頭を下げる働きをもち、甲状舌骨筋・胸骨舌骨筋・肩甲舌骨筋・胸骨甲状筋が含まれる。選択肢のうち舌骨下筋群は甲状舌骨筋である。
【各選択肢の解説】
❌ 舌骨上筋群。口腔底を構成し、舌骨を引き上げる。
❌ 舌骨上筋群。前腹・後腹からなり、舌骨の挙上や下顎の引き下げに働く。
❌ 舌骨上筋群。舌骨を後上方へ引く。
✅ 舌骨下筋群(=正答)。甲状軟骨と舌骨を近づけ、喉頭の運動に関わる。
❌ 舌骨上筋群。舌骨を前上方へ引く。
【試験対策ポイント】
舌骨筋群は「上か下か」で整理する。舌骨上筋群(顎二腹筋・顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋・茎突舌骨筋)は舌骨・喉頭を挙上し嚥下に関与、舌骨下筋群(胸骨舌骨筋・甲状舌骨筋・肩甲舌骨筋・胸骨甲状筋)は舌骨・喉頭を引き下げる。
| 群 | 主な筋 |
|---|---|
| 舌骨上筋群 | 顎二腹筋・顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋 |
| 舌骨下筋群 | 胸骨舌骨筋・甲状舌骨筋・肩甲舌骨筋 |
嚥下時は舌骨上筋群が収縮して舌骨喉頭を前上方へ引き上げ、食道入口部の開大を助ける点が臨床上重要である。摂食嚥下障害では舌骨喉頭の挙上が不十分になり、喉頭挙上の遅れや低下が誤嚥につながるため、舌骨上筋群の働きを高める訓練(嚥下おでこ体操やシャキア法など)が用いられる。舌骨上筋群と舌骨下筋群がバランスよく働くことで、嚥下時の喉頭の前上方への移動と元の位置への復帰が円滑に行われる点も理解しておきたい。
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