第28回 言語聴覚士国家試験 第23問
第28回 言語聴覚士国家試験 第23問(解剖学)の正答は 5 です。耳管は中耳(鼓室)と上咽頭をつなぐ管で、安静時には閉じており、嚥下やあくびのときに能動的に開大して中耳の換気・圧調整を行う。
- 1.内側翼突筋
- 2.外側翼突筋
- 3.茎突舌骨筋
- 4.口蓋咽頭筋
- 5.口蓋帆張筋 ✓
正答:5番
初回正答率 63%標準
235人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
耳管は中耳(鼓室)と上咽頭をつなぐ管で、安静時には閉じており、嚥下やあくびのときに能動的に開大して中耳の換気・圧調整を行う。この耳管開大を担う主な筋が口蓋帆張筋(三叉神経第3枝支配)である。口蓋帆挙筋も補助的に関与する。
【各選択肢の解説】
❌ 咀嚼筋で、下顎を挙上する。耳管開大には関与しない。
❌ 咀嚼筋で、開口・下顎前突に働く。
❌ 舌骨を挙上する筋で、耳管とは無関係。
❌ 咽頭を挙上し嚥下に関与するが、耳管開大の主役ではない。
✅ 嚥下・あくび時に耳管を開大する主たる筋(=正答)。三叉神経第3枝が支配する。
【試験対策ポイント】
耳管開大筋は「口蓋帆張筋(主)+口蓋帆挙筋(補助)」。安静時に閉じている耳管は、嚥下やあくびで開大して鼓室と外気の圧を等しくする(嚥下で耳が抜ける現象)。小児では耳管が成人より短く水平に近いため、上咽頭からの感染が中耳に及びやすく中耳炎を起こしやすい。口蓋裂では口蓋帆張筋の走行異常により耳管機能が不良となり、滲出性中耳炎を合併しやすい点はSTの臨床でも重要である。
| 筋 | 支配神経 | 耳管への作用 |
|---|---|---|
| 口蓋帆張筋 | 三叉神経(Ⅴ3) | 開大(主) |
| 口蓋帆挙筋 | 迷走神経(Ⅹ) | 開大の補助・口蓋挙上 |
なお咀嚼筋(咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋)はいずれも三叉神経第3枝の支配で、耳管開大には関与しない。
この範囲(解剖学)は、買い切りのST国試ノート(¥850)の棚には入っていません。まずは同じ科目だけを続けて解いて、どこが抜けているかを出すのが早道です。
▶ 「解剖学」だけを無料アプリで演習する失語症・嚥下・聴覚・高次脳など22科目は買い切りのST国試ノート(¥850)にあります。収録科目を見る →
基礎医学・総論を含む全科目のノートは、伴走型のST既卒プレミアムに収録しています(9月7日スタート・以降も随時受付)。
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →