STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第28問

心理測定法第27回
信号検出理論の用語でないのはどれか。
  1. 1.ヒット
  2. 2.ステレオタイプ ✓
  3. 3.d ́(ディープライム)
  4. 4.フォールス・アラーム
  5. 5.コレクト・リジェクション

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — ステレオタイプ 信号検出理論は刺激の有無と被験者の反応を2×2で分類し、「ヒット」「ミス」「フォールス・アラーム」「コレクト・リジェクション」の4つの基本概念と、それらから算出される「d'」などの統計指標で構成されます。ステレオタイプは社会心理学における「集団に対する固定化された認知」を指す全く異なる概念であり、信号検出理論には含まれません。 --- 【各選択肢の解説】 1. ヒット ✅ 正しい。信号検出理論の基本用語。刺激が「ある」時に被験者が「ある」と反応した場合を指します。 2. ステレオタイプ ❌ 誤り。社会心理学用語で「人的特性や社会集団に対する固定的で単純化された認知」を意味します。信号検出理論とは全く無関係の概念です。 3. d'(ディープライム) ✅ 正しい。信号検出理論の重要な統計量。信号と雑音の弁別能力を示す値で、d'=Z(ヒット率)−Z(フォールス・アラーム率)で算出されます。 4. フォールス・アラーム ✅ 正しい。信号検出理論の基本用語。刺激が「ない」時に被験者が「ある」と誤って反応した場合を指します。 5. コレクト・リジェクション ✅ 正しい。信号検出理論の基本用語。刺激が「ない」時に被験者が正しく「ない」と反応した場合を指します。 --- 【試験対策ポイント】 信号検出理論の2×2分類表 | | 反応「ある」 | 反応「ない」 | |---|---|---| | **刺激「ある」** | ヒット(正反応) | ミス(見落とし) | | **刺激「ない」** | フォールス・アラーム(誤検出) | コレクト・リジェクション(正拒否) | 主要指標 - d':弁別能力(値が大きいほど刺激と雑音を区別できる) - β(判断基準):「ある」と反応する保守性の指標 出題頻度が高い「紛らわしい選択肢」対策 - 「ステレオタイプ」「バイアス」「プレゼンテーション効果」など社会心理学用語と混同しやすい - 心理測定法の問題では「どの理論に属する概念か」を常に意識する
関連

▶ 第27回 全問一覧

▶ 心理測定法 の過去問一覧