STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第53問

心理測定法第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第53問(心理測定法)の正答は 5 です。研究方法は「観察の場の設定」「記録の仕方」「標本の取り方」の組合せで整理する。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
保育園の自由遊び場面で、対象児と他の幼児との相互作用を連続20分間、逐次記録し、30秒ごとに密接度の観点から分類した。この研究方法の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1.自然観察法 - 行動目録法 - 場面観察法
  2. 2.自然観察法 - 行動目録法 - 時間見本法
  3. 3.実験観察法 - 行動目録法 - 場面見本法
  4. 4.実験観察法 - 行動描写法 - 時間見本法
  5. 5.自然観察法 - 行動描写法 - 時間見本法

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:5番 — 自然観察法・行動描写法・時間見本法

研究方法は「観察の場の設定」「記録の仕方」「標本の取り方」の組合せで整理する。本問は、保育園の自由遊びという操作を加えない自然な場面を観察し、相互作用を生起順にそのまま逐次記録し、30秒ごとという一定時間間隔で分類している。これは「自然観察法・行動描写法・時間見本法」の組合せにあたる。


【各選択肢の解説】

1. 自然観察法 - 行動目録法 - 場面観察法
❌ 記録法・標本法が一致しない。あらかじめ定めた目録での分類ではなく逐次記述であり、時間で区切っている。
2. 自然観察法 - 行動目録法 - 時間見本法
❌ 場面設定と時間見本は合うが、逐次記録は行動目録法ではなく行動描写法である。
3. 実験観察法 - 行動目録法 - 場面見本法
❌ 自由遊びを観察しており実験的操作はない。場面・記録法も合わない。
4. 実験観察法 - 行動描写法 - 時間見本法
❌ 記録法・標本法は合うが、操作を加えていないので実験観察法ではない。
5. 自然観察法 - 行動描写法 - 時間見本法
✅ 自然な場面(自然観察法)、行動を逐次そのまま記述(行動描写法)、30秒ごとに区切る(時間見本法)のすべてが一致する(=正答)。

【試験対策ポイント】

観察研究は3つの軸で整理する。場面を操作するか(自然観察か実験観察か)、どう記録するか(逐次描写か目録チェックか)、どう標本を取るか(時間で区切るか場面で区切るか)。

種類
場面自然観察法/実験観察法
記録行動描写法/行動目録法
標本時間見本法/場面見本法

「30秒ごと」のように一定間隔で観察するのが時間見本法、特定の出来事が起きた場面を取り出すのが場面見本法である。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第28回 全問一覧

▶ 心理測定法 の過去問一覧

スポンサーリンク