第28回 言語聴覚士国家試験 第53問
心理測定法第28回
保育園の自由遊び場面で、対象児と他の幼児との相互作用を連続20分間、逐次記録し、30秒ごとに密接度の観点から分類した。この研究方法の組合せで正しいのはどれか。
- 1.自然観察法 - 行動目録法 - 場面観察法
- 2.自然観察法 - 行動目録法 - 時間見本法
- 3.実験観察法 - 行動目録法 - 場面見本法
- 4.実験観察法 - 行動描写法 - 時間見本法
- 5.自然観察法 - 行動描写法 - 時間見本法 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 自然観察法 - 行動描写法 - 時間見本法
問題文の3つのキーワードが、そのまま正解の根拠になります。
- 「保育園の自由遊び場面」→ 研究者が環境を操作していない = **自然観察法**
- 「連続20分間、逐次記録」→ 行動をありのままに文章で記述 = **行動描写法**
- 「30秒ごとに分類」→ 定期的な時間間隔で区切って記録 = **時間見本法**
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【各用語の違い】
**観察環境による分類**
- 自然観察法:日常の自然な場面をそのまま観察(介入なし)
- 実験観察法:研究者が意図的に環境を操作・統制してから観察
**記録方法による分類**
- 行動描写法:起きたことを時系列で文章に書き留める(逐次記録はこれ)
- 行動目録法:あらかじめ用意した行動カテゴリーにチェックを入れる
**標本化方法による分類**
- 時間見本法:一定時間ごとに区切って行動を記録(「30秒ごと」はこれ)
- 場面見本法:特定の出来事や場面が起きたときだけ記録
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【試験対策ポイント】
1. 「逐次記録」という表現が出たら行動描写法が確定。行動目録法は「あらかじめ決めた項目をチェックする」ので逐次記録とは相性が悪い。
2. 「30秒ごと・1分ごと・5分ごと」のように**等間隔の時間で区切る**記述があれば時間見本法。特定の出来事を契機に記録する場合は場面見本法。
3. 「自由遊び・休み時間・家庭訪問」など**日常場面がそのまま設定**になっていれば自然観察法。ストレス課題や実験室など人工的な設定が入れば実験観察法。