第27回 言語聴覚士国家試験 第40問
音響学第27回
誤っているのはどれか。
- 1.純音や周期音は線スペクトルを示す
- 2.雑音や周期を持たない音は連続スペクトルを示す
- 3.パルス音や白色雑音のスペクトルはー3dB/octの傾斜を持つ ✓
- 4.のこぎり波やピンク雑音のスペクトルはー6dB/octの傾斜を持つ ✓
- 5.三角波や有声音源のスペクトルはー12dB/octの傾斜を持つ
正答:3・4番
解説
# 第27回 第40問 解説
⚠️ この問題は3番と4番が正答として処理されています。
■ 正答:3番・4番(複数正答)
3番:パルス音は全周波数帯域に均等なエネルギーを持つため、スペクトルは平坦(0dB/oct)であり、「−3dB/oct」は誤りです。4番:のこぎり波のスペクトル傾斜は−6dB/octですが、ピンク雑音は−3dB/oct(1/fノイズ)であり、組み合わせとして誤りです。両者とも誤った記述を含むため複数正答となりました。
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【各選択肢の解説】
1. 純音や周期音は線スペクトルを示す
✅ 正しい。純音は単一周波数の線スペクトルを示し、周期音は基本周波数とその整数倍の倍音からなる線スペクトルを示します。
2. 雑音や周期を持たない音は連続スペクトルを示す
✅ 正しい。非周期的な音は広帯域にエネルギーが分布し、連続スペクトルを示します。
3. パルス音や白色雑音のスペクトルは−3dB/octの傾斜を持つ
❌ 誤り。白色雑音およびパルス音(理想的なインパルス)のスペクトルは全周波数帯域にわたって平坦(0dB/oct)であり、−3dB/octの傾斜を持つのはピンク雑音です。
4. のこぎり波やピンク雑音のスペクトルは−6dB/octの傾斜を持つ
❌ 誤り。のこぎり波は−6dB/octの傾斜を持ちますが、ピンク雑音は−3dB/oct(1/fスペクトル)であり、両者を同一の傾斜としてまとめているため誤りです。
5. 三角波や有声音源のスペクトルは−12dB/octの傾斜を持つ
✅ 正しい。三角波のスペクトル傾斜は−12dB/octで、声帯振動(有声音源)のスペクトルも−12dB/octの傾斜を持つとされています。
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【試験対策ポイント】
スペクトル傾斜は数値を種類ごとに整理して暗記することが重要です。
- **白色雑音・パルス音:0dB/oct(平坦)**
- **ピンク雑音:−3dB/oct(1/fノイズ)**
- **のこぎり波:−6dB/oct**
- **三角波・有声音源(声帯音源):−12dB/oct**
特に「白色雑音は平坦」「ピンク雑音は−3dB/oct」の対比は頻出。**有声音源スペクトルが−12dB/oct**という点は音声音響学の基本事項であり、音声生成モデル(音源フィルタ理論)とあわせて押さえておくこと。