第28回 言語聴覚士国家試験 第106問
内科学第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第106問(内科学)の正答は 5 です。急性腎不全(急性腎障害)は、原因の部位により腎前性・腎実質性(腎性)・腎後性に分けられる。
問題
急性腎不全の病態と原因との組合せで誤っているのはどれか。
- 1.腎前性 - 熱傷
- 2.腎前性 - 脱水
- 3.腎実質性 - 間質性腎炎
- 4.腎実質性 - 尿細管壊死
- 5.腎後性 - 片側尿管閉塞 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 26.2%難問
279人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 腎後性:片側尿管閉塞(誤り)
急性腎不全(急性腎障害)は、原因の部位により腎前性・腎実質性(腎性)・腎後性に分けられる。腎後性は尿路の閉塞によるが、片側の尿管が閉塞しても健側の腎が機能を代償するため、通常は腎不全に至らない。腎後性腎不全は両側性または単腎の閉塞で起こる。選択肢5が誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 腎前性 - 熱傷
✅ 正しい組合せ。広範囲熱傷では体液喪失で腎血流が低下し、腎前性腎不全を来す。
✅ 正しい組合せ。広範囲熱傷では体液喪失で腎血流が低下し、腎前性腎不全を来す。
2. 腎前性 - 脱水
✅ 正しい組合せ。循環血液量の減少で腎血流が低下する代表的な腎前性の原因。
✅ 正しい組合せ。循環血液量の減少で腎血流が低下する代表的な腎前性の原因。
3. 腎実質性 - 間質性腎炎
✅ 正しい組合せ。腎実質(間質)の炎症による腎性腎不全。
✅ 正しい組合せ。腎実質(間質)の炎症による腎性腎不全。
4. 腎実質性 - 尿細管壊死
✅ 正しい組合せ。急性尿細管壊死は腎性急性腎不全の代表的な原因。
✅ 正しい組合せ。急性尿細管壊死は腎性急性腎不全の代表的な原因。
5. 腎後性 - 片側尿管閉塞
❌ 誤り(=正答)。片側閉塞は健側が代償するため通常腎不全に至らない。正しくは、腎後性腎不全は両側尿管閉塞や膀胱以下の下部尿路閉塞(単腎では片側の閉塞)で生じる。
❌ 誤り(=正答)。片側閉塞は健側が代償するため通常腎不全に至らない。正しくは、腎後性腎不全は両側尿管閉塞や膀胱以下の下部尿路閉塞(単腎では片側の閉塞)で生じる。
【試験対策ポイント】
急性腎不全は部位で「腎前性(腎血流低下)・腎性(腎実質障害)・腎後性(尿路閉塞)」に分ける。腎後性は両側尿管閉塞や膀胱以下の閉塞で起こり、片側のみの閉塞では健側腎が補うため腎不全になりにくい。
| 分類 | 主な原因 |
|---|---|
| 腎前性 | 脱水・出血・熱傷(腎血流低下) |
| 腎性 | 尿細管壊死・間質性腎炎 |
| 腎後性 | 両側尿管閉塞・下部尿路閉塞 |
腎前性は早期に腎血流を回復させれば可逆的なことが多く、原因の部位を見極めることが治療上重要である。
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