STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第8問

内科学第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第8問(内科学)の正答は 5 です。舌の線維束性収縮(fasciculation)は、下位運動ニューロン(脊髄前角細胞や脳神経運動核)が障害されたときに、運動単位が不随意に発火して生じる徴候である。

STワンコイン模試 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。申込・受験に締切なし、いつ受けても順位と本試験換算をその都度集計。次回は第2回 基準日2026年11月21日。
問題
舌の線維束性収縮を呈する疾患はどれか。
  1. 1.前庭神経炎
  2. 2.てんかん
  3. 3.重症筋無力症
  4. 4.筋ジストロフィー
  5. 5.脊髄性筋萎縮症

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 48.1%難問

214人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 線維束性収縮は下位運動ニューロン障害

舌の線維束性収縮(fasciculation)は、下位運動ニューロン(脊髄前角細胞や脳神経運動核)が障害されたときに、運動単位が不随意に発火して生じる徴候である。脊髄性筋萎縮症は前角細胞の変性をきたす疾患で、舌の線維束性収縮を呈する。筋萎縮性側索硬化症(ALS)でも同様にみられる。


【各選択肢の解説】

1. 前庭神経炎
❌ 急性のめまいを呈する疾患で、運動ニューロン障害ではない。
2. てんかん
❌ 大脳の過剰興奮による発作性疾患で、線維束性収縮とは無関係。
3. 重症筋無力症
❌ 神経筋接合部のアセチルコリン受容体障害で、易疲労性の筋力低下が主体。線維束性収縮は呈さない。
4. 筋ジストロフィー
❌ 筋自体の変性(筋原性)であり、下位運動ニューロン徴候は出ない。
5. 脊髄性筋萎縮症
✅ 脊髄前角細胞(下位運動ニューロン)の変性により舌の線維束性収縮をきたす(=正答)。

【試験対策ポイント】

線維束性収縮は下位運動ニューロン障害のサイン。ALSは上位・下位運動ニューロンが同時に障害される点で純粋な前角細胞病変と異なる。上位運動ニューロン障害(痙性・腱反射亢進・バビンスキー陽性)と対比して整理する。

障害部位代表徴候
下位運動ニューロン筋萎縮・線維束性収縮・腱反射低下
上位運動ニューロン痙性麻痺・腱反射亢進・病的反射
神経筋接合部易疲労性(重症筋無力症)
近位筋優位の脱力(筋ジストロフィー)
✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📗 この範囲の次の一歩

この問題の初回正答率は48.1%——受験者の52%が落としています。この範囲(内科学)は買い切りのST国試ノート(¥850)の棚には入っていません。まずは同じ科目だけを続けて解いて、どこが抜けているかを出すのが早道です。

▶ 「内科学」だけを無料アプリで演習する

失語症・嚥下・聴覚・高次脳など22科目は買い切りのST国試ノート(¥850)にあります。収録科目を見る →

基礎医学・総論を含む全科目のノートは、伴走型のST既卒プレミアムに収録しています(9月7日スタート・以降も随時受付)。

既卒・浪人の方へ 解く力はあるのに、一人だと計画が崩れる——そんな人のための伴走型プログラム「ST既卒プレミアム」。あなた専用のロードマップと、毎週届く「今やること」で、次の国試まで隣を走ります。2026年9月7日スタート・以降も随時受付。お申し込みから8日以内なら全額返金。 詳しく見る ▶
スポンサーリンク(広告)

🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第28回 全問一覧

▶ 内科学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)