STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第169問

言語発達障害学第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第169問(言語発達障害学)の正答は 5 です。5歳の女児に対する小児失語症の評価を問う問題である。

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問題
5歳の女児。小児失語症。適切でない評価はどれか。 a.J.COSS b.新版構文検査 小児版 c.PVT-R d.LCSA e.SCTAW 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — d・e

5歳の女児に対する小児失語症の評価を問う問題である。LCSA(学齢版)やSCTAW(読み書きスクリーニング)は学齢児(小学生)を対象としており、5歳児には適さない。適切でないのは d・e である。


【各選択肢の解説】

a. J.COSS
❌ 適切。文(構文)の理解を評価する検査で、幼児にも用いられる。
b. 新版構文検査 小児版
❌ 適切。小児の構文の理解・表出を評価する。
c. PVT-R
❌ 適切。絵を指さす形式で語彙理解を評価でき、幼児に実施しやすい。
d. LCSA
✅ 適切でない(=正答)。学齢版で小学生を対象とするため、5歳児には適さない。
e. SCTAW
✅ 適切でない(=正答)。読み書きに関わる検査で、就学前の5歳児には適さない。

したがって d・e が正答で、選択肢5となる。


【試験対策ポイント】

検査は対象年齢を確認して選ぶ。幼児にはJ.COSS・新版構文検査小児版・PVT-Rなどが用いられ、LCSA(学齢版)やSCTAW(読み書き)は学齢児が対象である。年齢に合わない検査は正しい評価ができないため、適用範囲の把握が欠かせない。

検査主な対象
PVT-R・J.COSS幼児〜
LCSA・SCTAW学齢児

対象年齢と評価したい側面の両方を踏まえて検査を選ぶことが、適切なアセスメントの基本である。同じ「ことばの理解」を調べる場合でも、語彙レベルを見るのか文・構文レベルを見るのかで適切な検査が変わる。年齢が適用範囲から外れた検査を用いると、標準化された基準と比較できず結果の解釈ができないため、検査用具のマニュアルで対象年齢を確認する習慣をつけておきたい。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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