第28回 言語聴覚士国家試験 第179問
運動障害性構音障害第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第179問(運動障害性構音障害)の正答は 4 です。運動障害性構音障害は、障害される神経系によってタイプが分かれる。
問題
構音障害のタイプと障害部位との組合せで誤っているのはどれか。
- 1.痙性構音障害 - 上位運動ニューロン
- 2.弛緩性構音障害 - 下位運動ニューロン
- 3.失調性構音障害 - 小脳系
- 4.運動低下性構音障害 - 錐体路系 ✓
- 5.運動過多性構音障害 - 大脳基底核
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 運動低下性構音障害 - 錐体路系
運動障害性構音障害は、障害される神経系によってタイプが分かれる。運動低下性構音障害はパーキンソン病などにみられ、障害部位は錐体外路系(大脳基底核)である。「錐体路系」は誤りで、選択肢4が誤った組合せである。
【各選択肢の解説】
1. 痙性構音障害 - 上位運動ニューロン
❌ 正しい組合せ。上位運動ニューロン障害により努力性・絞扼性の発話となる。
❌ 正しい組合せ。上位運動ニューロン障害により努力性・絞扼性の発話となる。
2. 弛緩性構音障害 - 下位運動ニューロン
❌ 正しい組合せ。下位運動ニューロン障害により気息性・開鼻声などを呈する。
❌ 正しい組合せ。下位運動ニューロン障害により気息性・開鼻声などを呈する。
3. 失調性構音障害 - 小脳系
❌ 正しい組合せ。小脳系の障害で断綴性発話などがみられる。
❌ 正しい組合せ。小脳系の障害で断綴性発話などがみられる。
4. 運動低下性構音障害 - 錐体路系
✅ 誤り(=正答)。運動低下性は錐体外路系(大脳基底核)の障害で、パーキンソン病が代表である。
✅ 誤り(=正答)。運動低下性は錐体外路系(大脳基底核)の障害で、パーキンソン病が代表である。
5. 運動過多性構音障害 - 大脳基底核
❌ 正しい組合せ。不随意運動を伴い、大脳基底核系の障害でみられる。
❌ 正しい組合せ。不随意運動を伴い、大脳基底核系の障害でみられる。
【試験対策ポイント】
運動障害性構音障害は、障害部位と発話の特徴をセットで覚える。錐体路(上位運動ニューロン)=痙性、下位運動ニューロン=弛緩性、小脳=失調性、大脳基底核は運動低下性(パーキンソン)と運動過多性(不随意運動)に分かれる。
| タイプ | 障害部位 |
|---|---|
| 痙性 | 上位運動ニューロン |
| 弛緩性 | 下位運動ニューロン |
| 運動低下性・運動過多性 | 大脳基底核(錐体外路系) |
「錐体路」と「錐体外路」を取り違えないことが、この種の組合せ問題を確実に解く鍵となる。
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