第28回 言語聴覚士国家試験 第183問
嚥下障害第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第183問(嚥下障害)の正答は 3 です。2歳の脳性麻痺児への嚥下訓練を問う問題である。
問題
2歳の脳性麻痺男児。嚥下訓練で行わないのはどれか。
- 1.脱感作
- 2.味覚刺激
- 3.シャキア法 ✓
- 4.バンゲード法
- 5.ガム・ラビング
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59.5%標準
158人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — シャキア法
2歳の脳性麻痺児への嚥下訓練を問う問題である。シャキア法(頭部挙上訓練)は、仰臥位で頭部を持ち上げる動作を一定時間保持する間接訓練で、指示理解と協力・筋力を要するため、2歳児には行わない。選択肢3が該当する。
【各選択肢の解説】
1. 脱感作
❌ 口腔周囲の過敏を和らげる手技で、小児にも行う。
❌ 口腔周囲の過敏を和らげる手技で、小児にも行う。
2. 味覚刺激
❌ 味覚を用いて嚥下や口腔機能を促す方法で、小児にも行う。
❌ 味覚を用いて嚥下や口腔機能を促す方法で、小児にも行う。
3. シャキア法
✅ 行わない(=正答)。頭部挙上を保持する訓練で、指示理解と協力・筋力を要し幼児には不適。
✅ 行わない(=正答)。頭部挙上を保持する訓練で、指示理解と協力・筋力を要し幼児には不適。
4. バンゲード法
❌ 口腔周囲筋への刺激・運動を促す手技で、小児の摂食嚥下訓練に用いる。
❌ 口腔周囲筋への刺激・運動を促す手技で、小児の摂食嚥下訓練に用いる。
5. ガム・ラビング
❌ 歯肉をマッサージして刺激する方法で、小児にも行う。
❌ 歯肉をマッサージして刺激する方法で、小児にも行う。
【試験対策ポイント】
小児(とくに低年齢)の嚥下訓練では、指示理解や随意的協力を前提とする訓練は適さない。脱感作・味覚刺激・ガム・ラビング・バンゲード法など、感覚入力や他動的な刺激を中心とした手技が用いられる。シャキア法は協力と頸部筋力を要する成人向けの間接訓練である。
| 対象 | 適する訓練 |
|---|---|
| 低年齢の小児 | 脱感作・味覚刺激・ガム・ラビング |
| 協力が得られる成人 | シャキア法など随意的訓練 |
訓練は対象の発達段階や協力度に合わせて選ぶ必要があり、年齢に合わない方法を避ける判断が求められる。脳性麻痺児では、姿勢の安定(ポジショニング)を整えたうえで、過敏の除去や口腔周囲への感覚・運動刺激を遊びの中で行うことが基本となる。摂食嚥下機能の発達を促しながら、誤嚥や窒息のリスクに配慮した安全な支援が求められる。
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