第28回 言語聴覚士国家試験 第83問
嚥下障害第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第83問(嚥下障害)の正答は 1・2 です。嚥下に関わる筋とその機能の対応を問う問題で、誤った組合せが2つある。
問題
嚥下に関わる筋と機能との組合せで誤っているのはどれか。
- 1.茎突咽頭筋 - 喉頭挙上 ✓
- 2.オトガイ舌骨筋 - 挺舌 ✓
- 3.外側輪状披裂筋 - 声門閉鎖
- 4.口蓋帆挙筋 - 軟口蓋挙上
- 5.輪状咽頭筋 - 食道入口部収縮
正答:1・2番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 43.5%難問
170人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・2番 — 誤った組合せ(2つ)
嚥下に関わる筋とその機能の対応を問う問題で、誤った組合せが2つある。茎突咽頭筋は咽頭を挙上する筋で「喉頭挙上」を主機能とはしない。オトガイ舌骨筋は舌骨を前上方へ引く筋で、「挺舌(舌を前に出す)」を担うのはオトガイ舌筋である。したがって誤りは1と2である。
【各選択肢の解説】
1. 茎突咽頭筋 - 喉頭挙上
✅ 誤り(=正答)。茎突咽頭筋は咽頭を挙上する筋で、機能の対応が適切でない。
✅ 誤り(=正答)。茎突咽頭筋は咽頭を挙上する筋で、機能の対応が適切でない。
2. オトガイ舌骨筋 - 挺舌
✅ 誤り(=正答)。オトガイ舌骨筋は舌骨を前上方へ引く(舌骨挙上)。挺舌はオトガイ舌筋の働き。
✅ 誤り(=正答)。オトガイ舌骨筋は舌骨を前上方へ引く(舌骨挙上)。挺舌はオトガイ舌筋の働き。
3. 外側輪状披裂筋 - 声門閉鎖
❌ 正しい。声帯を内転させ声門を閉じる筋である。
❌ 正しい。声帯を内転させ声門を閉じる筋である。
4. 口蓋帆挙筋 - 軟口蓋挙上
❌ 正しい。軟口蓋を引き上げ鼻咽腔閉鎖に働く。
❌ 正しい。軟口蓋を引き上げ鼻咽腔閉鎖に働く。
5. 輪状咽頭筋 - 食道入口部収縮
❌ 正しい。食道入口部(上部食道括約筋)を収縮させ、嚥下時に弛緩する。
❌ 正しい。食道入口部(上部食道括約筋)を収縮させ、嚥下時に弛緩する。
したがって誤った組合せは1・2で、答えは「1・2」である。
【試験対策ポイント】
嚥下関連筋は「何を動かすか」をセットで覚える。舌骨上筋群(オトガイ舌骨筋・顎舌骨筋など)は舌骨・喉頭の挙上、舌の運動はオトガイ舌筋など外舌筋、声門閉鎖は外側輪状披裂筋、食道入口部の開大には舌骨喉頭の前上方移動が関与する。
| 筋 | 主な機能 |
|---|---|
| オトガイ舌骨筋 | 舌骨の前上方挙上 |
| オトガイ舌筋 | 挺舌(舌を前に出す) |
| 輪状咽頭筋 | 食道入口部の収縮・弛緩 |
嚥下時は舌骨喉頭が前上方へ動くことで食道入口部が開き、食塊が通過する仕組みを押さえる。
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