第28回 言語聴覚士国家試験 第35問
生涯発達心理学第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第35問(生涯発達心理学)の正答は 1・3 です。知能は、新しい情報を処理し問題を解く流動性知能と、経験・学習で蓄積された知識である結晶性知能に分けられる(キャッテル)。
問題
正しいのはどれか。
- 1.流動性知能のピークは40歳代前半である。 ✓
- 2.流動性知能はピーク後70歳くらいまで緩やかに低下する。
- 3.結晶性知能のピークは40歳代後半である。 ✓
- 4.結晶性知能は50歳頃から急速に低下する。
- 5.SOC理論によると、結晶性知能の低下を流動性知能が補償する。
正答:1・3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.7%標準
331人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・3番 — 知能のピーク(複数正答)
知能は、新しい情報を処理し問題を解く流動性知能と、経験・学習で蓄積された知識である結晶性知能に分けられる(キャッテル)。一般に、流動性知能は結晶性知能より早くピークを迎えて加齢とともに低下し、結晶性知能は中高年まで維持・上昇するとされる。ただしピーク年齢は研究の方法で異なり、同じ人を追跡する縦断研究では流動性知能も中年期まで保たれるとする報告がある。本問は選択肢1と3の両方が正答とされた複数正答問題である。
【各選択肢の解説】
1. 流動性知能のピークは40歳代前半である。
✅ 正しい(=正答)。流動性知能のピーク年齢は研究の方法で異なり、年齢の違う人を比べる横断研究では20歳代とされることが多いが、同じ人を追跡する縦断研究では中年期まで保たれるとする報告がある。本問では40歳代前半とするこの記述が正答とされた。
✅ 正しい(=正答)。流動性知能のピーク年齢は研究の方法で異なり、年齢の違う人を比べる横断研究では20歳代とされることが多いが、同じ人を追跡する縦断研究では中年期まで保たれるとする報告がある。本問では40歳代前半とするこの記述が正答とされた。
2. 流動性知能はピーク後70歳くらいまで緩やかに低下する。
❌ 誤り。流動性知能はピーク後、比較的明確に低下していく。正しくは流動性知能は結晶性知能より早く大きく低下し、高齢まで緩やかな変化にとどまるのは結晶性知能の側である。
❌ 誤り。流動性知能はピーク後、比較的明確に低下していく。正しくは流動性知能は結晶性知能より早く大きく低下し、高齢まで緩やかな変化にとどまるのは結晶性知能の側である。
3. 結晶性知能のピークは40歳代後半である。
✅ 正しい(=正答)。結晶性知能は経験とともに中高年まで上昇・維持される。本問ではこの記述が正答とされた。
✅ 正しい(=正答)。結晶性知能は経験とともに中高年まで上昇・維持される。本問ではこの記述が正答とされた。
4. 結晶性知能は50歳頃から急速に低下する。
❌ 誤り。結晶性知能は高齢まで比較的維持される。正しくは結晶性知能は高齢期まで比較的維持され、低下は緩やかである。
❌ 誤り。結晶性知能は高齢まで比較的維持される。正しくは結晶性知能は高齢期まで比較的維持され、低下は緩やかである。
5. SOC理論によると、結晶性知能の低下を流動性知能が補償する。
❌ 誤り。SOC理論(選択・最適化・補償)は資源配分の方略に関する理論で、この記述は当てはまらない。正しくはSOC理論(バルテス)は、加齢で資源が減る中で目標を選び(選択)、残る資源を集中させ(最適化)、失った機能を別の手段で補う(補償)適応方略を説明する。
❌ 誤り。SOC理論(選択・最適化・補償)は資源配分の方略に関する理論で、この記述は当てはまらない。正しくはSOC理論(バルテス)は、加齢で資源が減る中で目標を選び(選択)、残る資源を集中させ(最適化)、失った機能を別の手段で補う(補償)適応方略を説明する。
【試験対策ポイント】
流動性知能=処理能力(加齢で低下)、結晶性知能=知識(高齢まで維持)の対比が核心。バルテスのSOC理論(選択・最適化・補償)は加齢への適応方略を説明する別概念。
| 知能 | 特徴 | 加齢変化 |
|---|---|---|
| 流動性知能 | 推論・処理速度 | 結晶性知能より早くピーク後低下(ピーク年齢は研究法で異なる) |
| 結晶性知能 | 知識・語彙 | 中高年まで維持 |
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