第28回 言語聴覚士国家試験 第87問
吃音第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第87問(吃音)の正答は 5 です。神経原性吃音は、脳の器質的障害に伴って生じる吃音で、発達性吃音とは特徴が異なる。
問題
神経原性吃音の特徴はどれか。
- 1.適応効果がある。
- 2.症状の変動が大きい。
- 3.随伴症状が多様に生じる。
- 4.音の繰り返しは主に語頭で生じる。
- 5.自己の吃音に対する予期不安が乏しい。 ✓
正答:5番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.9%難問
139人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 自己の吃音に対する予期不安が乏しい
神経原性吃音は、脳の器質的障害に伴って生じる吃音で、発達性吃音とは特徴が異なる。発達性にみられる予期不安や強い情緒的反応が乏しく、自分の吃音に対する予期不安が乏しい点が特徴である。選択肢5が正しい。
【各選択肢の解説】
1. 適応効果がある。
❌ 発達性吃音の特徴。同じ文を繰り返すと非流暢性が減る適応効果は、神経原性では乏しい。
❌ 発達性吃音の特徴。同じ文を繰り返すと非流暢性が減る適応効果は、神経原性では乏しい。
2. 症状の変動が大きい。
❌ 発達性の特徴。状況による変動が大きいのは発達性で、神経原性は比較的一定。
❌ 発達性の特徴。状況による変動が大きいのは発達性で、神経原性は比較的一定。
3. 随伴症状が多様に生じる。
❌ 発達性の特徴。身体の動きなどの随伴症状が目立つのは発達性に多い。
❌ 発達性の特徴。身体の動きなどの随伴症状が目立つのは発達性に多い。
4. 音の繰り返しは主に語頭で生じる。
❌ 発達性の特徴。神経原性では語頭に限らず語中・語尾でも生じうる。
❌ 発達性の特徴。神経原性では語頭に限らず語中・語尾でも生じうる。
5. 自己の吃音に対する予期不安が乏しい。
✅ 正しい(=正答)。神経原性では予期不安や回避といった情緒的反応が乏しいことが多い。
✅ 正しい(=正答)。神経原性では予期不安や回避といった情緒的反応が乏しいことが多い。
【試験対策ポイント】
神経原性吃音と発達性吃音を対比して覚える。神経原性は、適応効果が乏しい・語頭に限らない・随伴症状や予期不安が乏しい・症状が比較的一定、という点で発達性と異なる。
| 特徴 | 発達性 | 神経原性 |
|---|---|---|
| 適応効果 | あり | 乏しい |
| 予期不安・回避 | あり | 乏しい |
| 非流暢の生じる位置 | 主に語頭 | 語中・語尾にも |
神経原性吃音は脳血管障害や変性疾患などに伴って成人期に出現することがあり、発症の経緯も鑑別の手がかりになる。発達性吃音が幼児期に発症し心理的要因と相互に影響しあうのに対し、神経原性吃音は明らかな神経学的背景をもって生じる点で異なり、原疾患の経過とともに症状が変化することもある。
📘 STカコモンの有料教材
この問題の初回正答率は48.9%——受験者の51%が落としている難問です。こういう範囲は1問ずつ解説を読んでも埋まりません。ST国試ノートなら「なぜそうなるか」を頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク(広告)
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連
スポンサーリンク(広告)