第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問
計測工学第31回午前
第31回 臨床工学技士国家試験 午前 第27問(計測工学)の正答は 5 です。ハムフィルタは商用交流(50 Hz・60 Hz)の雑音だけを狙って取り除く帯域除去(ノッチ)フィルタで、高周波雑音は低域通過フィルタで除く。
問題
雑音対策について誤っているのはどれか。
- 1. 信号の入力導線にシールド線を使用する。
- 2. 入力導線をまとめると電磁誘導による交流雑音が軽減できる。
- 3. ディジタルフィルタは演算によって雑音を除去する。
- 4. 不規則雑音の低減化には加算平均を使用する。
- 5. 高周波雑音はハムフィルタで除去する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.1%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 高周波雑音はハムフィルタで除去する。
ハムフィルタは商用交流(50 Hz・60 Hz)の雑音だけを狙って取り除く帯域除去(ノッチ)フィルタで、高周波雑音は低域通過フィルタで除く。雑音の種類と対策の組合せを見分ける問題である。
【各選択肢の解説】
1. 信号の入力導線にシールド線を使用する。
✅ 正しい。導線を接地した導体で包み、外部の電界による静電誘導雑音の混入を防ぐ。
✅ 正しい。導線を接地した導体で包み、外部の電界による静電誘導雑音の混入を防ぐ。
2. 入力導線をまとめると電磁誘導による交流雑音が軽減できる。
✅ 正しい。導線をまとめる(より合わせる)と導線がつくるループの面積が小さくなり、鎖交する磁束が減るので電磁誘導による雑音が小さくなる。
✅ 正しい。導線をまとめる(より合わせる)と導線がつくるループの面積が小さくなり、鎖交する磁束が減るので電磁誘導による雑音が小さくなる。
3. ディジタルフィルタは演算によって雑音を除去する。
✅ 正しい。A/D変換した信号に数値演算を施して、特定の周波数成分を取り除く。
✅ 正しい。A/D変換した信号に数値演算を施して、特定の周波数成分を取り除く。
4. 不規則雑音の低減化には加算平均を使用する。
✅ 正しい。刺激に同期して加算平均すると、信号は残り、不規則雑音は打ち消し合う(N回加算でS/Nは√N倍)。誘発電位の計測に使う。
✅ 正しい。刺激に同期して加算平均すると、信号は残り、不規則雑音は打ち消し合う(N回加算でS/Nは√N倍)。誘発電位の計測に使う。
5. 高周波雑音はハムフィルタで除去する。
❌ 誤り。ハムフィルタは50/60 Hzの商用交流雑音を除くフィルタ。正しくは、高周波雑音は低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)で除去する。
❌ 誤り。ハムフィルタは50/60 Hzの商用交流雑音を除くフィルタ。正しくは、高周波雑音は低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)で除去する。
【試験対策ポイント】
| 雑音 | 対策 |
|---|---|
| 静電誘導 | シールド線・接地 |
| 電磁誘導 | 導線をまとめる・より合わせる |
| 商用交流(50/60 Hz) | ハムフィルタ・差動増幅(高いCMRR) |
| 高周波 | 低域通過フィルタ |
| 不規則雑音 | 加算平均 |
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