MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問

体外循環・補助循環第35回午後

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第70問(体外循環・補助循環)の正答は 1 です。人工心肺の充填液で血液を薄めると、ヘマトクリットが下がって血液粘性が低下し、ポンプや回路で赤血球にかかるずり応力が減って溶血が減る。

問題
体外循環における血液希釈の利点はどれか。
  1. 1. 溶血の軽減 ✓
  2. 2. 血液粘性の増加
  3. 3. 酸素運搬能の増加
  4. 4. 膠質浸透圧の上昇
  5. 5. 代謝性アルカローシスの軽減

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 69.2%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 溶血の軽減

人工心肺の充填液で血液を薄めると、ヘマトクリットが下がって血液粘性が低下し、ポンプや回路で赤血球にかかるずり応力が減って溶血が減る。低体温による粘性上昇を打ち消し、微小循環も保たれる。


【各選択肢の解説】

1. 溶血の軽減
✅ 正しい。粘性が下がると同じ流量でも赤血球にかかる機械的な負担が減り、回路内での溶血が少なくなる。
2. 血液粘性の増加
❌ 誤り。正しくは、希釈でヘマトクリットが下がり、血液粘性は低下する。粘性の低下が希釈の利点である。
3. 酸素運搬能の増加
❌ 誤り。正しくは、ヘモグロビン濃度が下がるので血液の酸素運搬能は低下する。これは希釈の欠点で、過度な希釈を避ける理由である。
4. 膠質浸透圧の上昇
❌ 誤り。正しくは、晶質液で血漿タンパクが薄まり膠質浸透圧は低下し、組織の浮腫を招きやすい(欠点)。
5. 代謝性アルカローシスの軽減
❌ 誤り。正しくは、血液希釈にアルカローシスを軽減する作用はない。重炭酸を含まない液で薄めると、むしろ代謝性アシドーシスの方向に傾きうる。

【試験対策ポイント】

血液希釈の利点欠点
血液粘性の低下酸素運搬能の低下
微小循環の改善膠質浸透圧の低下(浮腫)
溶血の軽減凝固因子の希釈
輸血量の削減—
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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