第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第74問
血液浄化療法装置第32回午前
第32回 臨床工学技士国家試験 午前 第74問(血液浄化療法装置)の正答は 1 です。血液透析が代わりに果たせるのは、拡散と限外濾過による「除去」(溶質・水の排泄)と酸塩基の是正。
問題
血液透析により代替される腎臓の機能はどれか。
a.薬物の除去
b.カリウムの除去
c.エリスロポエチンの産生
d.ビタミンD の活性化
e.重炭酸イオンの除去
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.7%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番(a・b)
血液透析が代わりに果たせるのは、拡散と限外濾過による「除去」(溶質・水の排泄)と酸塩基の是正。ホルモンを作る・ビタミンを活性化するといった内分泌・代謝の働きは代替できない。
【各選択肢の解説】
a.薬物の除去 ✅ 正しい。分子量が小さく蛋白結合の少ない薬物は、透析膜を通って拡散で除去される。
b.カリウムの除去 ✅ 正しい。透析液のK⁺濃度を血液より低くしておき、濃度差による拡散で除去する。
c.エリスロポエチンの産生 ❌ 誤り。正しくは腎の内分泌機能で透析では代替できず、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)で補う。
d.ビタミンDの活性化 ❌ 誤り。正しくは腎での1α位の水酸化は透析で代替できず、活性型ビタミンD製剤で補う。
e.重炭酸イオンの除去 ❌ 誤り。正しくは腎の働きは重炭酸イオンの再吸収・産生(酸の排泄)で、透析では透析液から重炭酸イオンを血液へ補給してアシドーシスを是正する。
1. a、b
✅ 正しい(=正答)。どちらも除去の働きで透析で代替できる。
✅ 正しい(=正答)。どちらも除去の働きで透析で代替できる。
2. a、e
❌ 誤り。eは重炭酸を補う側。正しくはa・b。
❌ 誤り。eは重炭酸を補う側。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cは内分泌機能。正しくはa・b。
❌ 誤り。cは内分泌機能。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。c・dとも内分泌・代謝の機能。正しくはa・b。
❌ 誤り。c・dとも内分泌・代謝の機能。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。dは代替できず、eは向きが逆。正しくはa・b。
❌ 誤り。dは代替できず、eは向きが逆。正しくはa・b。
【試験対策ポイント】
| 透析で代替できる | 代替できない(薬で補う) |
|---|---|
| 水の除去(限外濾過) | エリスロポエチン産生(ESA) |
| K⁺・P・尿素・クレアチニンの除去 | ビタミンDの活性化(活性型ビタミンD製剤) |
| アシドーシスの是正(重炭酸を補給) | レニン分泌など |
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