第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第72問(体外循環・補助循環)の正答は 4 です。混合静脈血酸素飽和度(SV̄O₂)は、全身で酸素を使った後に戻ってきた血液の飽和度で、酸素の供給と消費のつり合いを表す。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d ✓
- 5. c、d、e
正答:4番
初回正答率 82.4%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
混合静脈血酸素飽和度(SV̄O₂)は、全身で酸素を使った後に戻ってきた血液の飽和度で、酸素の供給と消費のつり合いを表す。供給が減る(血液希釈・低心拍出量)か消費が増える(加温)と低下し、50%まで下がれば組織は酸素不足で嫌気性代謝に傾く。
【各選択肢の解説】
a.パルスオキシメータで測定できる。
❌ 誤り。パルスオキシメータが測るのは動脈血の飽和度(SpO₂)である。正しくはSV̄O₂は肺動脈血を光ファイバー付きの肺動脈カテーテルや血液ガス分析で、人工心肺中は脱血回路の連続モニタで測る。
b.過度の血液希釈によって低下する。
✅ 正しい。ヘモグロビンが減り酸素運搬量が下がるので、組織が抜き取る割合が増えて低下する。
c.人工心肺中の血液加温時には低下する。
✅ 正しい。復温で代謝が上がり酸素消費量が増えるため低下する。
d.50 %では嫌気性代謝が進行する。
✅ 正しい。正常(約75%)から大きく下がった値で、組織への酸素供給が足りず乳酸がたまる。
e.80 %は低心拍出量状態を意味する。
❌ 誤り。80%は正常〜やや高い値である。正しくは低心拍出量では組織が酸素を多く抜き取るためSV̄O₂は低下する。
❌ 誤り。a(パルスオキシメータ)が誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
❌ 誤り。a・eが誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
✅ 正しい。血液希釈・加温での低下と50%で嫌気性代謝の3つがそろう(=正答)。
❌ 誤り。e(80%で低心拍出)が誤り。正しくはb・c・dの組合せ。
【試験対策ポイント】
| SV̄O₂が下がる | 上がる |
|---|---|
| 心拍出量の低下 | 酸素消費の低下(低体温など) |
| 貧血・血液希釈 | 組織が酸素を使えない(敗血症など) |
| 酸素消費の増加(発熱・復温・シバリング) | 供給の過剰 |
人工心肺中は灌流量が足りているかの目安として連続監視する。
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