第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問
第33回 臨床工学技士国家試験 午前 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。透析中の血圧低下は、除水で血管内の水が減り、溶質の除去で血漿浸透圧が下がることで起こる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 61.1%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
透析中の血圧低下は、除水で血管内の水が減り、溶質の除去で血漿浸透圧が下がることで起こる。対処は下肢挙上で静脈還流を増やす・昇圧薬・ECUM(拡散をせず除水だけ行う)など。低Na透析は浸透圧をさらに下げるので逆効果である。
【各選択肢の解説】
a.下肢挙上
✅ 正しい。下肢の血液を心臓に戻し、静脈還流と血圧を回復させる基本の処置である。
b.透析時間短縮
❌ 誤り。同じ量を除水するなら時間が短いほど1時間あたりの除水量が増え、血圧はかえって下がりやすい。正しくは除水速度を下げる・除水を止める(必要なら透析時間は延ばす)。
c.低Na 透析の実施
❌ 誤り。透析液のNaを下げると血漿浸透圧が下がり、水が細胞内へ移って血管内の量が減る。正しくは高Na透析で浸透圧の低下を抑える。
d.昇圧薬投与
✅ 正しい。補液などで回復しない低血圧には昇圧薬を使う。
e.ECUM
✅ 正しい。透析液を流さず限外濾過で除水だけを行うので、血漿浸透圧が下がらず、除水しても血圧が保たれやすい。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。b(時間短縮)が誤り。正しくはa・d・eの組合せ。
✅ 正しい。下肢挙上・昇圧薬・ECUMの3つがそろう(=正答)。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・eの組合せ。
❌ 誤り。c(低Na透析)が誤り。正しくはa・d・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 血圧を保つ方向 | 血圧を下げる方向(避ける) |
|---|---|
| 除水速度を下げる・除水を止める | 速い除水 |
| 下肢挙上・補液 | 透析時間の短縮(除水速度が上がる) |
| 高Na透析・ECUM | 低Na透析 |
| 昇圧薬 |
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