MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問

循環器系第35回午前

第35回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問(循環器系)の正答は 5 です。閉塞性動脈硬化症では下肢の動脈が狭窄・閉塞し、足首の血圧が上腕より低くなるためABIは低下する(0.90以下で閉塞を疑う:日本循環器学会ほか 末梢動脈疾患ガイドライン 2022年改訂版)。

問題
閉塞性動脈硬化症の症状・所見で誤っているのはどれか。
  1. 1. 皮膚の冷感
  2. 2. 足背動脈触知不良
  3. 3. 間欠性跛行
  4. 4. 皮膚潰瘍
  5. 5. 足関節上腕血圧比(ABI)高値 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.4%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 足関節上腕血圧比(ABI)高値

閉塞性動脈硬化症では下肢の動脈が狭窄・閉塞し、足首の血圧が上腕より低くなるためABIは低下する(0.90以下で閉塞を疑う:日本循環器学会ほか 末梢動脈疾患ガイドライン 2022年改訂版)。


【各選択肢の解説】

1. 皮膚の冷感
✅ 正しい。下肢の血流が減り、患肢が冷たくなる(Fontaine分類Ⅰ度の症状)。
2. 足背動脈触知不良
✅ 正しい。閉塞部より末梢の動脈の拍動が弱まる・触れなくなる。
3. 間欠性跛行
✅ 正しい。歩くと筋の血流が足りずにふくらはぎなどが痛み、休むと治まる。代表的な症状である。
4. 皮膚潰瘍
✅ 正しい。重症の虚血では潰瘍・壊死が生じる(Fontaine分類Ⅳ度)。
5. 足関節上腕血圧比(ABI)高値
❌ 誤り(=正答)。正しくは、ABIは低値になる。ABIが異常に高いのは、糖尿病・透析などで動脈壁が石灰化して圧迫しても血管がつぶれないときである。

【試験対策ポイント】

Fontaine分類症状
Ⅰ度冷感・しびれ
Ⅱ度間欠性跛行
Ⅲ度安静時痛
Ⅳ度潰瘍・壊死

ABI=足首の収縮期血圧÷上腕の収縮期血圧。閉塞で低下、石灰化で見かけ上高値

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