第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問
医用材料第35回午後
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 4 です。生体内での材料の劣化は、水による加水分解・活性酸素による酸化・酵素による分解などの化学反応で進み、その進みやすさは材料の化学組成で決まる。
問題
生体内における材料の劣化に影響しないのはどれか。
- 1. 活性酸素
- 2. 水の存在
- 3. 材料の化学組成
- 4. フィブリノーゲンの存在 ✓
- 5. 酵素反応
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — フィブリノーゲンの存在
生体内での材料の劣化は、水による加水分解・活性酸素による酸化・酵素による分解などの化学反応で進み、その進みやすさは材料の化学組成で決まる。フィブリノーゲンは材料表面に吸着して血栓形成のきっかけになるが、材料そのものを分解する作用はない。
【各選択肢の解説】
1. 活性酸素
❌ 誤り。正しくは影響する。炎症細胞が出す活性酸素が高分子を酸化して劣化させる。
❌ 誤り。正しくは影響する。炎症細胞が出す活性酸素が高分子を酸化して劣化させる。
2. 水の存在
❌ 誤り。正しくは影響する。エステル結合などをもつ高分子は水で加水分解される(吸収性縫合糸のポリグリコール酸が代表)。
❌ 誤り。正しくは影響する。エステル結合などをもつ高分子は水で加水分解される(吸収性縫合糸のポリグリコール酸が代表)。
3. 材料の化学組成
❌ 誤り。正しくは影響する。加水分解や酸化を受けやすい結合をもつかどうかが、劣化のしやすさを決める。
❌ 誤り。正しくは影響する。加水分解や酸化を受けやすい結合をもつかどうかが、劣化のしやすさを決める。
4. フィブリノーゲンの存在
✅ 影響しない(=正答)。フィブリノーゲンの吸着は血小板の粘着・血栓形成につながる血液適合性の問題で、材料の劣化とは別である。
✅ 影響しない(=正答)。フィブリノーゲンの吸着は血小板の粘着・血栓形成につながる血液適合性の問題で、材料の劣化とは別である。
5. 酵素反応
❌ 誤り。正しくは影響する。タンパク質由来の材料(コラーゲンなど)は酵素で分解される。
❌ 誤り。正しくは影響する。タンパク質由来の材料(コラーゲンなど)は酵素で分解される。
【試験対策ポイント】
| 劣化の要因 | しくみ |
|---|---|
| 水 | 加水分解 |
| 活性酸素 | 酸化 |
| 酵素 | 酵素分解 |
| 化学組成 | 分解されやすい結合の有無 |
フィブリノーゲン吸着→血栓=劣化でなく血液適合性の話。
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