MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第15問

各種治療機器第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第15問(各種治療機器)の正答は 3 です。カテーテルアブレーションは、頻脈の原因となる異常な伝導路(リエントリー回路・副伝導路)や異常興奮の起源を焼灼して断つ治療で、頻脈性不整脈が対象。

問題
カテーテルアブレーション治療の適応となる不整脈はどれか。 a.心室頻拍 b.洞不全症候群 c.Wenckebach 型房室ブロック d.WPW 症候群 e.心房粗動
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e
  3. 3. a、d、e ✓
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 90.9%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(a・d・e)

カテーテルアブレーションは、頻脈の原因となる異常な伝導路(リエントリー回路・副伝導路)や異常興奮の起源を焼灼して断つ治療で、頻脈性不整脈が対象。徐脈性不整脈(洞不全症候群・房室ブロック)は焼くべき異常回路がなく、必要ならペースメーカで治療する。


【各選択肢の解説】

a. 心室頻拍
✅ 正しい。特発性心室頻拍や心筋梗塞後の瘢痕に関わるリエントリー性心室頻拍の起源・回路を焼灼する。
b. 洞不全症候群
❌ 誤り。洞結節の機能低下による徐脈性不整脈。正しくはペースメーカの適応である。
c. Wenckebach型房室ブロック
❌ 誤り。房室伝導が徐々に延びて途切れる徐脈性の伝導障害で、焼灼で治るものではない。正しくは無症状なら経過観察、症状があればペースメーカを検討する。
d. WPW症候群
✅ 正しい。心房と心室をつなぐ副伝導路(Kent束)を焼灼すると、房室回帰性頻拍の回路が断たれて根治できる。
e. 心房粗動
✅ 正しい。典型的な心房粗動は三尖弁輪を回るリエントリーで、三尖弁輪−下大静脈間の峡部を焼灼して回路を断つ。
1. a、b、c
❌ 誤り。bは徐脈性でペースメーカの適応・cは徐脈性の伝導障害。正しくはa・d・e。
2. a、b、e
❌ 誤り。bは徐脈性でペースメーカの適応。正しくはa・d・e。
3. a、d、e
✅ 正しい(=正答)。3つとも頻脈性不整脈でアブレーションの適応である。
4. b、c、d
❌ 誤り。bは徐脈性でペースメーカの適応・cは徐脈性の伝導障害。正しくはa・d・e。
5. c、d、e
❌ 誤り。cは徐脈性の伝導障害。正しくはa・d・e。

【試験対策ポイント】

不整脈の型例治療機器
頻脈性WPW症候群・発作性上室頻拍・心房粗動・心房細動・心室頻拍カテーテルアブレーション
徐脈性洞不全症候群・高度房室ブロックペースメーカ
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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