第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 3 です。透析中の血圧低下の多くは、除水によって血管内の水が減り、間質からの補充(プラズマリフィリング)が追いつかないことで起こる。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 69.2%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
透析中の血圧低下の多くは、除水によって血管内の水が減り、間質からの補充(プラズマリフィリング)が追いつかないことで起こる。処置は血管内の容量を戻すこと(静脈還流を増やす・補液する・浸透圧で水を引き込む)であり、除水を増やすのは逆効果である。
【各選択肢の解説】
a.下肢挙上
✅ 正しい。下肢の血液を心臓へ戻して静脈還流を増やし、血圧を上げる。
b.血流量増加
❌ 誤り。正しくは血流量を増やしても循環血液量の不足は改善しない。処置は除水の停止と補液で、必要に応じて血流量は下げる。
c.除水速度増加
❌ 誤り。正しくは除水を増やすと循環血液量がさらに減って血圧低下が悪化するため、除水は止める(または減らす)。
d.生理食塩液補充
✅ 正しい。回路から生理食塩液を補液して循環血液量を直接補う。
e.マンニトール注射液投与
✅ 正しい。高浸透圧液で血漿浸透圧を上げ、間質から血管内へ水を引き込んでプラズマリフィリングを助ける。
❌ 誤り。b・cは不適切。正しくはa・d・eの組合せである。
❌ 誤り。bは不適切。正しくはa・d・eの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。いずれも血管内の容量を戻す処置である。
❌ 誤り。b・cは不適切。正しくはa・d・eの組合せである。
❌ 誤り。cは血圧低下を悪化させる。正しくはa・d・eの組合せである。
【試験対策ポイント】
- 原因:除水量・除水速度が大きく、プラズマリフィリングが追いつかない
- 処置:除水の停止・減量、下肢挙上、生理食塩液の補液、高張液(マンニトール・高張食塩液など)やアルブミンの投与
- 予防:ドライウェイトの見直し、除水速度を下げる
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