第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第22問
消化器系第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第22問(消化器系)の正答は 3 です。虚血性腸炎は動脈硬化や便秘を背景に、大腸の血流が一時的に低下して起こるため高齢者に多い。
問題
正しいのはどれか。
- 1. 食道癌は女性に多い。
- 2. 胃癌による死亡は増加している。
- 3. 虚血性腸炎は高齢者に多い。 ✓
- 4. 潰瘍性大腸炎は大腸癌になりにくい。
- 5. クローン病は大腸に限局する。
正答:3番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 33.3%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 虚血性腸炎は高齢者に多い。
虚血性腸炎は動脈硬化や便秘を背景に、大腸の血流が一時的に低下して起こるため高齢者に多い。消化管疾患の好発年齢・性差・病変の広がりを見分ける問題。
【各選択肢の解説】
1. 食道癌は女性に多い。
❌ 誤り。正しくは男性に多い。飲酒・喫煙が主な危険因子で、日本では扁平上皮癌が大部分を占める。
❌ 誤り。正しくは男性に多い。飲酒・喫煙が主な危険因子で、日本では扁平上皮癌が大部分を占める。
2. 胃癌による死亡は増加している。
❌ 誤り。正しくは減少傾向にある。ヘリコバクター・ピロリ感染率の低下や早期発見の普及により、胃癌の年齢調整死亡率は低下が続いている。
❌ 誤り。正しくは減少傾向にある。ヘリコバクター・ピロリ感染率の低下や早期発見の普及により、胃癌の年齢調整死亡率は低下が続いている。
3. 虚血性腸炎は高齢者に多い。
✅ 正しい。動脈硬化で腸管の血流予備が乏しい高齢者に、便秘などによる腸管内圧の上昇が加わって発症しやすい。突然の腹痛と下血で始まり、左側結腸(下行結腸〜S状結腸)に好発する。
✅ 正しい。動脈硬化で腸管の血流予備が乏しい高齢者に、便秘などによる腸管内圧の上昇が加わって発症しやすい。突然の腹痛と下血で始まり、左側結腸(下行結腸〜S状結腸)に好発する。
4. 潰瘍性大腸炎は大腸癌になりにくい。
❌ 誤り。正しくは、罹患期間が長く病変範囲が広いほど大腸癌のリスクが高まる(炎症性発癌)。そのため長期例では定期的な内視鏡検査が行われる。
❌ 誤り。正しくは、罹患期間が長く病変範囲が広いほど大腸癌のリスクが高まる(炎症性発癌)。そのため長期例では定期的な内視鏡検査が行われる。
5. クローン病は大腸に限局する。
❌ 誤り。大腸に限局するのは潰瘍性大腸炎。正しくはクローン病は口腔から肛門まで全消化管に非連続性(skip lesion)に生じ、回腸末端・回盲部に好発する。
❌ 誤り。大腸に限局するのは潰瘍性大腸炎。正しくはクローン病は口腔から肛門まで全消化管に非連続性(skip lesion)に生じ、回腸末端・回盲部に好発する。
【試験対策ポイント】
| 潰瘍性大腸炎 | クローン病 | |
|---|---|---|
| 範囲 | 大腸(直腸から連続性) | 全消化管(非連続性) |
| 深さ | 粘膜・粘膜下層 | 全層性(瘻孔・狭窄) |
| 癌化 | 長期・広範囲で上昇 | — |
虚血性腸炎=高齢・左側結腸・突然の腹痛と下血。
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