第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問
呼吸器系第39回午前
第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第13問(呼吸器系)の正答は 5 です。CO₂ナルコーシスは、慢性の高CO₂血症の患者などでCO₂がさらにたまり、意識障害を起こす状態である。
問題
CO₂ ナルコーシスについて誤っているのはどれか。
- 1. 自発呼吸が減弱する。
- 2. 意識障害を呈する。
- 3. SpO₂ 90%を目標に治療する。
- 4. 治療方法の一つにNPPV がある。
- 5. 呼吸性アルカローシスを呈する。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 67.9%標準
56人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 呼吸性アルカローシスを呈する。
CO₂ナルコーシスは、慢性の高CO₂血症の患者などでCO₂がさらにたまり、意識障害を起こす状態である。CO₂が貯留するので酸塩基平衡は呼吸性アシドーシスになる。
【各選択肢の解説】
1. 自発呼吸が減弱する。
✅ 正しい。高濃度の酸素投与で低酸素による呼吸刺激がなくなり、高CO₂による呼吸中枢の抑制も加わって換気が落ちる。
✅ 正しい。高濃度の酸素投与で低酸素による呼吸刺激がなくなり、高CO₂による呼吸中枢の抑制も加わって換気が落ちる。
2. 意識障害を呈する。
✅ 正しい。高CO₂血症は中枢神経を抑制し、頭痛・傾眠から昏睡に至る。
✅ 正しい。高CO₂血症は中枢神経を抑制し、頭痛・傾眠から昏睡に至る。
3. SpO₂ 90%を目標に治療する。
✅ 正しい。CO₂がたまりやすい患者では、酸素を上げすぎないようSpO₂ 88〜92%程度を目標に低流量から酸素を投与する。
✅ 正しい。CO₂がたまりやすい患者では、酸素を上げすぎないようSpO₂ 88〜92%程度を目標に低流量から酸素を投与する。
4. 治療方法の一つにNPPV がある。
✅ 正しい。マスクによる非侵襲的陽圧換気(NPPV)で換気を補い、CO₂を排出させる。改善しなければ挿管して人工呼吸を行う。
✅ 正しい。マスクによる非侵襲的陽圧換気(NPPV)で換気を補い、CO₂を排出させる。改善しなければ挿管して人工呼吸を行う。
5. 呼吸性アルカローシスを呈する。
❌ 誤り(=正答)。換気が不足してPaCO₂が上がり、pHが下がる。正しくは呼吸性アシドーシスを呈する。呼吸性アルカローシスは過換気でPaCO₂が下がったときである。
❌ 誤り(=正答)。換気が不足してPaCO₂が上がり、pHが下がる。正しくは呼吸性アシドーシスを呈する。呼吸性アルカローシスは過換気でPaCO₂が下がったときである。
【試験対策ポイント】
- CO₂ナルコーシスの三徴=意識障害・高度の呼吸性アシドーシス・自発呼吸の減弱
- 起こしやすい患者=COPDなどの慢性Ⅱ型呼吸不全
- 酸素は低流量から、SpO₂を上げすぎない
- 換気の補助=NPPV→無効なら挿管
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