PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午前 第38問

理学療法評価学第44回午前

第44回 理学療法士国家試験 午前 第38問(理学療法評価学)の正答は 5 です。図5はT字杖と短下肢装具を用いて、介助者なしで一人で歩いている場面です。

問題
機能的自立度評価法(FIM)の得点で正しいのはどれか。
第44回午前第38問 図
  1. 1. 2点
  2. 2. 3点
  3. 3. 4点
  4. 4. 5点
  5. 5. 6点

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 6点

図5はT字杖と短下肢装具を用いて、介助者なしで一人で歩いている場面です。FIMでは補助具(装具・杖)を使うが介助者を必要としない状態を「修正自立=6点」と採点します。したがって「6点」という評価が正しい組合せです。


【各選択肢の解説】

1. 2点
❌ 誤り。図1はベッドから車椅子への移乗を介助者2人で行っています。FIMでは介助者が2人必要な場合は「全介助=1点」と採点するため、2点ではありません。
2. 3点
❌ 誤り。図2は介助者が患者の体幹を抱え込んで体重を支えています。3点(中等度介助)は患者自身が50〜74%の力を出す場合を指しますが、この図では患者の努力の割合はそれ以下で、最大介助(2点)に相当します。
3. 4点
❌ 誤り。図3はベッド端座位で、柄の付いた自助具を使って自分でズボンを引き上げています。介助者がいない以上、4点(最小介助)ではなく用具使用の「修正自立=6点」です。
4. 5点
❌ 誤り。図4は手すりにつかまって車椅子から一人で立ち上がり移乗しています。5点は介助者が手を触れずに見守り・指示・準備を行う場合ですが、この図には介助者がいません。補助具使用の「修正自立=6点」です。
5. 6点
✅ 正しい。T字杖と短下肢装具という補助具を使用していますが介助者を必要としていません。装具・杖の使用、時間がかかる、安全性に配慮が必要のいずれかがあれば6点(修正自立)です。

【試験対策ポイント】

FIMの7段階(採点の分かれ目)

点数区分判断基準
7点完全自立補助具なし・時間内・安全に自分で行う
6点修正自立補助具使用・時間がかかる・安全性への配慮が必要
5点監視・準備介助者が触れない(見守り・指示・準備)
4点最小介助患者が75%以上を行う
3点中等度介助患者が50〜74%を行う
2点最大介助患者が25〜49%を行う
1点全介助患者が25%未満、または介助者が2人必要

境目は「介助者が触れるか(5点と4点の間)」と「介助者がいるか(6点と5点の間)」の2本です。介助者2人=1点は必ず問われる知識なので確実に覚えましょう。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「理学療法学(評価・治療)」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第44回 全問一覧

▶ 理学療法評価学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)